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映画『ドラえもん』、なぜ中国・香港でヒットしたのか

アニメ

中国で異例のヒットとなった『STAND BY ME ドラえもん』
中国で異例のヒットとなった『STAND BY ME ドラえもん』(C)2014「STAND BY ME ドラえもん」製作委員会

 映画『STAND BY ME ドラえもん』の中国での人気が話題となっている。英ニュースサイトthe guardianによれば、5月28日に公開され週末だけで8800万元(約17億5000万円)を記録。アニメ映画『カンフーパンダ2』の記録を抜き、歴代1位に輝いた。また、The Hollywood reporterによると旧正月の2月に公開された香港での興行収入は約6億円にも上った。なぜここまで人気なのか?

【関連】『STAND BY ME ドラえもん』フォトギャラリー

 このすさまじい人気にthe guardianでは、“尖閣諸島問題” から3年、初めてスクリーンで上映される日本の作品であることに触れ、このようなヒットに抵抗を示す中国国内のメディアもあるとしながらも、“日本のロボット猫が中国との対立を和らげる”と報道。いかなる報道にも国民の人気は止まらないことを示した。

 中国でのアニメ放送は1991年より開始。それ以来、子供のみならず親の間でもファンを増やしてきた。香港では、ほかのアジア諸国のどこよりも早く70年代には幼児漫画雑誌での連載が始まっていただけに、日本同様、幅広い層に渡りドラえもんに親しんできたのが分かる。また香港での異例のヒットの裏側に、これまでドラえもんの声を務めてきた声優が今年1月に死去し、本作が遺作となったことも大きな要因の一つといえるかもしれない。

 香港在住のドラえもんファンに話を聞くと、「子供の頃から見てきたから共に成長してきたという気持ちが強い」と明かしてくれた。「“日本のアニメ”という意識よりも、ドラえもんみたいな頼れる友達がいればいいなと憧れたし、描かれる友情に感動し、ドラえもんの道具があれば…と想像を膨らませたりしていた」と子供の頃に抱いた思いを振り返る。

 日本での定番アニメが、国外でも日本と変わらずおなじみの番組として放送され、子供たちがそれぞれに思いを馳せ22世紀のネコ型ロボットへ憧れを抱いていたということが、このヒットを通してひしひしと伝わってくる。

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