A・クリスティ『オリエント急行殺人事件』リメイク 『シンデレラ』監督を起用か

関連 :
ミステリーの女王アガサ・クリスティの名作を基に、1974年に映画化された『オリエント急行殺人事件』。20世紀フォックスがリメイクを進めており、映画『シンデレラ』(15)のケネス・ブラナー監督がメガホンを取るべく契約交渉に入っていると、The Wrapが伝えた。
【関連】シドニー・ルメット監督作『オリエント急行殺人事件』フォトギャラリー
2013年に『エイリアン』シリーズのリドリー・スコットが製作すると伝えられたリメイク企画。しばらく進展がなかったが、今年に入り映画『グリーン・ランタン』(11)の脚本家マイケル・グリーンが脚本を執筆すると伝えられた。グリーンはスコット監督の『プロメテウス』第2弾の脚本も手がける売れっ子だ。製作にはスコットのほか、『シンデレラ』のサイモン・キンバーグや人気海外ドラマ『クリミナル・マインド』シリーズのマーク・ゴードンが名を連ねる。
クリスティが1934年に発表した原作ミステリーは、クリスティ作品でお馴染みの名探偵エルキュール・ポワロが、イスタンブール発カレー行きのオリエント急行内でアメリカ人富豪ラチェットの死亡事件を捜査し、事件の真相に迫る姿を描く。
1974年の映画化ではシドニー・ルメットが監督。アルバート・フィニーがポワロを演じ、グレタ・オルソン役のイングリッド・バーグマンがアカデミー賞助演女優賞を獲得している。ほか、ローレン・バコールやアンソニー・パーキンス、ショーン・コネリーなど豪華キャストが集結した。
海外ドラマ『名探偵ポワロ』シリーズでは、英俳優デヴィッド・スーシェが25年もの長きにわたりポワロを演じたが、リメイクでは誰が潔癖症の名探偵を演じるのか。監督の正式決定やキャストなどの続報を待ちたいところだ。