雨乞いの供え物に「ドラえもん」!? 干ばつのタイで伝統行事に変化

タイ北部にあるプレー県ノンムアンカイでは今年、深刻な雨不足が続いており、作物に深刻な被害が出ているという。そこで、雨乞いの伝統行事が行われたが、その供え物として選ばれたのは、なんと日本が誇るキャラクター・ドラえもんであった。
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英BBCサイトによると、この行事では通常生きた黒ねこをカゴに入れて、村人が歌い踊りその猫に水を掛けながら練り歩き、終着地である修道院へと連れて行くという。
しかし、炎天下の中、カゴに猫を閉じ込め水をかける行為が動物への虐待だという批難を招かないため、猫のぬいぐるみを代わりに使うことに。結果、近所を探しても猫の形をしたぬいぐるみを見つけられず、急遽ドラえもんで代用することになったそうだ。
同サイトによれば、村人の願いはまだ届いておらず、干ばつは続いているとのこと。一刻も早く恵みの雨が降るのを祈るばかりだ。