シエナ・ミラー、ジョニデ恋人役の新作で全シーンカット 監督が不要と判断

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スコット・クーパー監督のもと、ジョニー・デップが実在のマフィアのボス、ジェイムズ・“ホワイティ”・バルジャーを演じる主演最新作『ブラック・スキャンダル』から、シエナ・ミラーの出演シーンが全面カットになったことがわかった。
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『ブラック・スキャンダル』は1970年代のサウス・ボストンを舞台に、敵対するイタリア系マフィア掃討のためにFBIの情報屋となり、権力を拡大していったアイルランド系マフィアのバルジャーを描く。
シエナはバルジャーの恋人キャサリン・グレイグを演じたが、クーパー監督はBoston Globe紙とのインタビューで、どの物語を語るか選択した結果、キャサリンの登場シーンを不要と判断したと認めたという。
クーパー監督はボストンを離れる前のバルジャーの人生を描くことに焦点を当て、ボストンを離れたバルジャーがキャサリンと逃亡生活を送っていた時期は“あまりドラマチックではなかった”との見解に至ったと話す。しかし、シエナの演技自体は素晴らしかったそうだ。
実在のキャサリンはサウス・ボストン訛りが強かったとのことで、シエナは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(98)や『ザ・タウン』(11)など、サウス・ボストンを舞台にした映画を観まくり、方言指導者から特訓を受けたことを同紙に明かしていた。
『ブラック・スキャンダル』は2016年1月30日より全国ロードショー予定。キャストにはジョニーのほか、ベネディクト・カンバーバッチやケヴィン・ベーコン、ジョエル・エドガートン、ダコタ・ジョンソンなど豪華俳優陣が名を連ねる。