江口洋介、膨大なセリフ量にア然!「台本を広げたら小説かと思った」

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俳優の江口洋介が14日、『連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~』の完成披露試写会に出席。「台本を広げたら、小説のように膨大な量のセリフに驚いた」という江口は、「このドラマはほとんどが、“説明ゼリフ”。これをどのように圧と熱を加えて活劇として見せるか、というところにかなり気を遣った」と、舞台裏の苦労を明かした。
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本作は、元読売新聞記者・清武英利によるノンフィクション『しんがり 山一證券 最後の12人』を、映画『沈まぬ太陽』の若松節朗監督が実写化した社会派ドラマ。1997年11月、四大証券の一角を占める山一證券が自主廃業を発表、その要因となった2600億円の簿外債務の真相究明に努めた社員たちの執念をスリリングに描く。この日はほかに共演の萩原聖人、勝村政信、矢島健一、メガホンを取った若松監督も出席した。
常務取締役・梶井を演じた江口は、「会社の倒産危機に対して、最前線ではなく、最後尾(しんがり)で奮闘する男たちの非常に熱量の高いヒューマンドラマになっておりますので、楽しみにしてください!」と引き締まった表情でコメント。
ところが、監査部の瀧本を演じた萩原が、「梶井の右腕となる梶本…あ、すみません、滝本を演じました萩原です」といきなり役名を間違え苦笑い。続く西首都圏本部長役・林を演じた勝村も、「女性の少ない現場だったんですが、(登壇者を見回し)オッサンばっかりで本当に申し訳ない」とジョークを飛ばし、会場は一気になごやかな雰囲気となった。
また、本ドラマの見どころについて江口は、「監督から、ドキュメンタリーではあるけれど、ドラマにするために“チーム感”を表現したいということで…実際の梶井は強い人間なんですが、ある種の弱さを見せたり、何か成し遂げるときには必ず仲間と連携して、執念でやり遂げるというところにカタルシスを感じるように作り上げていった」と述懐。熱いドラマの影響から、「撮影があったこの夏は、眠れない夜を過ごした」と吐露しながらも、充実感に満ちた表情を見せていた。
WOWOW日曜オリジナルドラマ『連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~』は9月20日22時より放送。(※第1話無料放送)