『ツイン・ピークス』“丸太おばさん”女優が死去 リンチ監督「大切な友人を失った」

関連 :
新シリーズの撮影が9月から始まると伝えられていたデヴィッド・リンチ監督の人気シリーズ『ツイン・ピークス』。出演を予定されていた“丸太おばさん”ことマーガレット・ランターマン役のキャサリン・E・コウルソンが、現地時間28日の朝に死去した。享年71歳。VarietyやThe Hollywood Reporterなどの海外メディアが伝えた。
【関連】写真と共に振り返る『ツイン・ピークス』名場面集フォトギャラリー
キャサリンの代理人が発表したそうで、Varietyによるとキャサリンはガンだったそうだが、遺族から死亡原因は公式発表されていないという。
リンチ監督はキャサリンの訃報を受け「本日、私は最も大切な友人の一人キャサリン・コウルソンを失いました」と声明を発表。「キャサリンはまさに純金でした。常に友人につくし、誰に対しても愛を注ぐ人でした。家族を愛し、仕事を愛していました。彼女は努力家でした」とキャサリンを偲んだ。
「彼女は素晴らしいユーモアのセンスにあふれ、笑うのが好きで人を笑わせるのが好きでした。精神性が高く、長年、超越瞑想を実践してきました。彼女は丸太おばさんでした」と、公私ともによく知るキャサリンに思いを馳せた。
キャサリンはリンチ監督の1974年の短編映画『The Amputee(原題)』に出演して以来、リンチ監督と交友を深め、監督の1976年製作の長編監督デビュー作『イレイザーヘッド』でアシスタントディレクターを務めた経歴があるという。2人はその頃に丸太を抱える女性のキャラクターを思い付いたそうだ。
キャサリンの死去が新シリーズにどう影響するかは不明。訃報を聞いたドラマファンからもツイッターなどでキャサリンの死を悲しむ声が上がっている。