<TIFF2015>2大オスカー女優、ヒラリー・スワンク&ヘレン・ミレン来日

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「第28回東京国際映画祭」レッドカーペットイベントが22日に行われ、映画『サヨナラの代わりに』のヒラリー・スワンクと映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』のヘレン・ミレンが登場。オスカー女優ふたりの来日は、レッドカーペットに集まった観客を大いに沸かせた。
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ヒラリーは、胸に紫の飾りをつけた真っ白なロングドレス姿で登場し、終始笑顔でファンと交流。「自分の大好きな作品と共にレッドカーペット、“自分の夢”を歩いているんだと実感できるのは光栄なこと」と喜びを語る。
『サヨナラの代わりに』はALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し余命わずかとなった女性と、彼女に介護人として雇われた女子大生との交流を描く感動作。ヒラリーは、ある日突然ALSが発症するケイト役を熱演しており、「ALSの患者にリサーチしてこの病を知ったことで、具体的に真実の映画を伝えることができた」とアピールした。
華やかなドレス姿で会場を魅了した70歳のヘレンは、『黄金のアデーレ 名画の帰還』で主演を務める。同作はナチスに奪われた世界的に有名なグスタフ・クリムトの名画を取り戻すため、オーストリア政府を相手に返還訴訟を起こした女性の実話を基に描いた人間ドラマであり、肖像画のモデルとなった女性の姪マリア・アルトマンを演じた。「重いテーマではあるけれど、監督がライトタッチで描いてくれた。正義だったり、記憶だったり、歴史を感じて欲しい」と、作品への想いを伝えた。
『サヨナラの代わりに』は11月7日より、『黄金のアデーレ 名画の帰還』は11月27日より全国公開。「第28回東京国際映画祭」は10月31日まで開催。