福士蒼汰、“三億円事件”巡る大作ドラマに主演 世界遺産登録後、初の軍艦島でロケ

俳優・福士蒼汰が、2016年放送のフジテレビ超大型スペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』で主演を務めることがわかった。原作は、20世紀最大の未解決事件“三億円事件”をテーマに「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載され、映像化権の激しい争奪戦まで繰り広げられた人気コミックだ。
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1968年、東京都で発生した“三億円事件”は未解決のまま時効を迎えた。そして2009年、長崎に住む高校生・鳴海大和は通学路で瀕死の老人を発見し、「お前の父親は、三億円事件の犯人だ。誰も信用するな」と告げられる。真意を訪ねる前に老人は亡くなり、その日から姿を消していた父親も3日後に東京で水死体として発見される。時は過ぎ、2016年の長崎で25歳となった大和はフリーターとして漫然と日々を過ごしていたが、父の形見から血痕の付着した旧・五百円札を発見し…。
福士演じる大和が、“三億円事件”の真相を追いながら、やってもいない殺人容疑をかけられて福岡・東京に逃亡するなど、大作映画にも引けを取らない規模で制作される本作。また、物語の鍵を握る場所として描かれている長崎県・軍艦島(端島)でも、“世界文化遺産”登録後に初となるロケも敢行している。
最近は月9ドラマ『恋仲』などラブストーリーのイメージが強い福士だが、今回演じる大和について「これまで見せてこなかった顔を持つキャラクター」と語る。また「大和は“三億円事件”のことしか頭になくて、前しか見えてないんです」とも。「これまでの作品ですと、隣にヒロインがいて、その子との関係性を描いてきましたが、大和はいつもと目線が違います。役を演じる上で大きな違いはありませんが、ラブストーリーの方が慣れている分、やりやすいですかね(笑)」とコメントを寄せている。
福士が“ヒロイン”ではなく、“三億円事件”を追いかけるスペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』は2016年放送。