ドウェイン・ジョンソン、うつに陥った過去を告白「誰かに大丈夫と言って欲しかった」

プロレスラー時代の「ザ・ロック」の愛称で知られる人気俳優ドウェイン・ジョンソン。鍛え上げた肉体と映画で演じる役柄から“強い男”のイメージが定着しているが、フットボール選手からプロレスラーに転身する前に“うつ”に陥ったことを告白した。
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人気司会者でプロデューサー・女優としても活躍するオプラ・ウィンフリーが、各界の第一人に注目し特集する番組『Oprah’s Master Class(原題)』に登場したドウェイン。プロレスラーになる前に、カナダのフットボールリーグCFLのカルガリー・スタンピーダーズに所属していたが、解雇されたのがきっかけで“うつ状態”になったという。
ドウェインはこんな思いをしているのは自分だけだと悩み、孤独だったという。今では大丈夫になることが分かっているからこそ、「当時、誰かが自分をちょっと隅に呼び出し、“おい、大丈夫だからな”と言ってくれていたらと思う」と述懐した。「信じることの基本的な素晴らしさを覚えておいてくれ。苦しみの向こう側には何かいいことがあると信じるんだ」と力説し、助けを求めることを怖れないでほしいという。
1ヵ月半、小さなアパートの中に閉じこもり掃除をしていたというドウェインは、自分をクビにしたヘッドコーチから再びチームでプレイするよう誘われたが、それを断りプロレスリングの世界に入ったことが大きな転機になったらしい。元プロレスラーの父親は当初「キャリアを棒に振る」と反対したそうだが、最終的に全面協力して、プロになるためのトレーニングをしてくれたそうだ。その後のドウェインの輝かしいキャリアは言うまでもない。