『インサイド・ヘッド』未公開映像公開 やさしいビンボンは“暴れん坊”だった!?
映画
この夏、興行収入40億円の大ヒットを記録した、ディズニー／ピクサーの長編アニメーション20周年記念作品『インサイド・ヘッド』がMovieNEXで好評発売中だ。そして、今回、MovieNEXのボーナスコンテンツから未公開映像が解禁となった。この映像では、物語の舞台となる女の子・ライリーによって創り出された空想上の友達「ビンボン」が登場し、意外な一面を見せている。
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ビンボンとは、ライリーが3歳の時に大好きな動物を掛け合わせて創り出したキャラクターだ。本編では、おおらかで、心優しい、そして正義感の強い性格で、物語の終盤では感動のシーンを演出した。
今回解禁された未公開映像では、ビンボンが頭の中の拡張工事に不満を覚え、抗議するシーンが描かれている。ビンボンは、ライリーとずっと一緒にいたいから、いつまでも子どもでいて欲しいと願っている。
しかし、思春期を迎えるにあたって、頭の中で工事が行われる。それは、ライリーが汚い言葉を覚えたり、皮肉を言ったり、異性に興味を持ち始めたりするからだ。ビンボンはこの工事を止めようと、拡張工事を行う作業者たちにレンガを投げつけるのだ。本編のビンボンのイメージとは違い、少々暴れん坊な一面が垣間見える。
本作を手がけたピート・ドクター監督は、ビンボンについて「案内人かつ尖った活動家なんだ。ビンボンはヨロコビの革命派だ」と、本編のビンボンの印象が強い視聴者にとっては驚くような解説をしている。とはいえ、この未公開シーンは、初期段階の絵コンテ。ここから、試行錯誤した結果、本編で見るあのおおらかなキャラクターに落ち着いたということなのだろう。
ビンボンは誰よりもライリーのことを思い、そしてライリーが成長したら、自分の役目が終わることを知っている。そんなビンボンの存在は、とにかく切なくて涙なしでは語れない。ぜひとも、ビンボンに注目して本作を観てもらいたい。
『インサイド・ヘッド』MovieNEXは現在発売中。価格は4000円（税抜）。また、デジタルも配信中。
