薬師丸ひろ子、小泉今日子と『あまちゃん』以来の共演に「気持ちが通い合った」

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NHK新春スペシャルドラマ『富士ファミリー』の会見が17日に都内で開催され、薬師丸ひろ子、ミムラ、中村ゆり、片桐はいり、吉岡秀隆が出席。薬師丸は、同局で2013年に大人気を博した連続テレビ小説『あまちゃん』以来となる小泉今日子との共演について「久しぶりに会った小泉さんとも年月を感じないくらい、すっと気持ちが通い合いました」と撮影時を振り返り、息がぴったりの様子をうかがわせた。
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本作は、『すいか』などで知られる人気脚本家・木皿泉が手がけた1年の始まりにふさわしいドラマ。富士山のふもとにある時代遅れの小さなコンビニ“富士ファミリー”を切り盛りするしっかり者の長女・鷹子を筆頭に、性格は違うが美人三姉妹の家族と、その周りの人々との騒動を描く。
鷹子を演じた薬師丸は、共演した小泉について「現場で、カメラが回っていないところでも思わず涙がこぼれてくるようなお芝居をしてくださいました」と回想。また、木皿作品への出演については、台本の段階から楽しみにしていたそうで「笑うところも胸にじんとくるところもあって、琴線に触れて涙がこぼれるところが多々ありました。素敵なお正月の幕開けになったらいいなと思います」と、一言一言かみしめるように作品の魅力を伝える。
また、薬師丸が「片桐さんの芝居を間近で見て、吉岡さんと笑いをこらえるのが大変だった」と撮影時のエピソードを明かすと、出演者からも口々に「片桐さんの特殊メイクが大変で」「とにかく笑った」と、初のシニア役に絶賛の声。片桐はこの日も、ドラマで演じた役“笑子ばあさん”のいで立ちで登場し、報道陣を驚かせた。
おばあさん役を演じるにあたり、片桐は「30年ちょっと仕事をした中で一番早い“はい”という返事をしました」と出演の経緯を明かす。「普通は傷や死体とかシリアスなドラマで特殊メイクはあるようなので、あまり笑うような現場で特殊メイクが入るのは珍しい、難しいと言われました(笑)。でもこの役を演じて、年をとるのが怖くなくなりました。皆さんもぜひ1回特殊メイクすればいいと思いますよ」と語り、笑いを誘った。
新春スペシャルドラマ『富士ファミリー』はNHK総合にて、2016年1月2日21時放送。