父デヴィッド・ボウイとの思い出… D・ジョーンズ監督、幼少期の写真公開

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映画『月に囚われた男』などで知られるダンカン・ジョーンズ監督が、10日に亡くなった父でロック歌手のデヴィッド・ボウイとの幼少期の写真をツイッターで公開した。ジョーンズ監督は「とても残念で悲しいけれど、これは現実なんだ」と悲しみを綴っている。
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公開された白黒写真では、ボウイが赤ちゃんを嬉しそうに肩車する姿が映し出されており、この赤ちゃんがジョーンズ監督のよう。クールでストイックなロック歌手の、公には見せない父親としての素顔が印象的だ。ジョーンズ監督は「しばらく、つぶやかないつもりだ。みんな愛してます」とコメントしており、悲しみに暮れているのが分かる。
ボウイの死には、ジョーンズ監督のほか、映画『プレステージ』で共演したヒュー・ジャックマン、英元サッカー選手のデビッド・ベッカム、俳優のジャレッド・レトら著名人もSNSを通じて哀悼の意を表明。歌手のYOSHIKIはインスタグラムで「あなたは僕のヒーローでした」と、過去にボウイと対談した際の思い出の写真を公開した。
イギリス出身のボウイは後に多くのアーティストに多大な影響を与えたグラム・ロックの火付け役的存在。1972年発表のアルバム『ジギー・スターダスト』と同名の架空キャラクターで一躍有名になり、1975年にはシングル『フェイム』で全米ナンバー1を飾った。俳優としても活躍し、大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』にも出演。生涯にわたり音楽制作にはげみ、今月8日にはアルバム「★(ブラックスター)」をリリースしたばかりであった。享年69歳。