<アカデミー賞>助演女優賞は『リリーのすべて』アリシア・ヴィキャンデルが初受賞

日本時間29日、第88回アカデミー賞授賞式がアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催され、『リリーのすべて』(3月18日公開)のアリシア・ヴィキャンデルが初ノミネートにして助演女優賞初受賞の栄に浴した。
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『リリーのすべて』は2010年の『英国王のスピーチ』で作品賞と監督賞に輝いたトム・フーバー監督の最新作。妻に頼まれ女性モデルの代役を務めたことで自分の中の女性に目覚めたデンマーク人の風景画家アイナー・ヴェイナーと、肖像画家の妻ゲルダの葛藤と愛を描く。アリシアは夫アイナーに真の自分を気付かせ、アイナーが世界で初めて性適合手術を受けて女性となるのを支えた妻ゲルダを演じる。
スウェーデン出身のアリシアはマッツ・ミケルセンと共演した『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(13)で注目を集め、ハリウッドに進出。2015年は本作と共にヒューマノイドに扮した日本未公開の『Ex Machina(原題)』で賞レースを賑わせた。
<アカデミー賞助演女優賞:候補者一覧(★が受賞者)>
■助演女優賞
ジェニファー・ジェイソン・リー/『ヘイトフル・エイト』
ルーニー・マーラ/『キャロル』
レイチェル・マクアダムス/『スポットライト 世紀のスクープ』
★アリシア・ヴィキャンデル/『リリーのすべて』
ケイト・ウィンスレット/『スティーブ・ジョブズ』