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『屍者の帝国』円城塔、伊藤計劃さんの遺作引き継ぎ「未だにうなされる」呪縛を語る

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『屍者の帝国』円城塔、伊藤計劃さんの遺作「未だにうなされる」呪縛を語る
『屍者の帝国』円城塔、伊藤計劃さんの遺作「未だにうなされる」呪縛を語る(C)Project Itoh & Toh EnJoe / THE EMPIRE OF CORPSES

 日本国内の「マンガ」「アニメ」「ラノベ(ライトノベル)」「エンタメ小説」を対象とし、「世界に紹介したい日本のポップカルチャー」という視点でファン自身が投票し、選出する日本最大級のポップカルチャーアワード「SUGOI JAPAN Award 2016」各部門の1位の発表と贈賞式が、22日都内にて行われ、それぞれの部門の受賞者がその喜びを語った。

【関連】「SUGOI JAPAN Award 2016」贈賞式フォトギャラリー

 エンタメ小説部門第1位に選出された作品『屍者の帝国』は、2009年に逝去した作家・伊藤計劃さんの遺作を、円城塔が引き継ぎ、完成させたSF小説。円城は「なぜ僕の作品じゃなかったのか?」と、ジョークを交えて挨拶し、「本当だったら伊藤さんが1位で、僕が2位くらいで邪魔するような格好だと思うんですが…」と伊藤さんに敬意を表す。

 また、本書に対し「ああすればよかった、と未だにうなされることがある」と告白した円城。亡くなった伊藤さんに「もうちょっと働いて欲しかった。そうしたら僕がもっと楽になったと思うし」と、冗談の中にも故人への思いを偲ばせ「今後は第何目回かで、自分の作品で(この場に)立てれば」と、決意を新たにした。今回、円城のほか伊藤さんの両親も贈賞式に登壇。2日前が伊藤さんの8回忌だったと語り、亡くなって7年が経った現在も高い評価を受けていることに対し、関係者やファンに対して感謝の言葉を口にした。

 その他の部門では、マンガ部門第1位『ワンパンマン』の著者である原作者のONEと、作画を担当した漫画家の村田雄介、アニメ部門第1位『四月は君の嘘』のイシグロキョウヘイ監督、ラノベ部門第1位『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の作者である大森藤ノがそれぞれ登壇。また、この日はゲストとして女優・タレントの佐野ひなこが登場し、「日本のアニメ、漫画はいろんなものが話題になっているし、それがもっと世界に発信されるようになればいいなと思います」と、今回の受賞作をはじめとした作品群に対する思いを語った。

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