エマ・ワトソン、ランコムのホワイトニング広告で非難の的に

映画『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で知られる女優エマ・ワトソンが、2013年に広告塔を務めたランコムのホワイトニング化粧品「ブラン・エクスペール」で非難されているという。多人種の女性達が企画するオンラインマガジンGal‐Demが、“白い肌が理想”とするランコムの広告にエマが出演したことを問題視したと海外メディアPeopleが伝えた。
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Peopleによると、問題になったのはアジアで展開されたエマの「ブラン・エクスペール」広告。エマは現在、同広告には登場していない。Gal‐Demいわく「エマ・ワトソンは白人のフェミニストとしてメディアに登場し続けているが、ランコムの“ブラン・エクスペール”の顔を務めている。同商品は肌を白くすると言われる破壊的な成分が入っているものだ」として、記事に取り上げているという。
このクレームに対し、エマの代理人はすぐに声明を発表。「私のクライアントが過去にランコムと結んだ契約についてはコメントできません。しかし私のクライアントはもう美容関連の商品の広告に出演することをやめました。それらの商品は女性たちの多様な美しさを必ずしも反映するものではないからです」と反論したそうだ。
アジアに比べて“美白”化粧品が浸透していない欧米。Gal‐Demでは過去の広告という認識がなかったようだが、ホワイトニングを強調する商品の販売促進に関係したエマを“差別的”と受け止めたようだ。