松坂桃李が “男娼役” に挑む 石田衣良原作『娼年』で高岡早紀と舞台共演

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俳優の松坂桃李が8月より上演される舞台『娼年』にて男娼役に挑むことが分かった。ボーイズクラブの経営者役・高岡早紀とは約4年ぶりの共演。松坂は「懐かしくもあり、嬉しくもあります。共に素敵な作品を創り上げていくことを目指していきたい」と意気込みを語っている。
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小説家・石田衣良による「娼年」「逝年」を原作とした本作。毎日を無気力に送るフリーターの主人公・森中領(松坂)が、娼夫という仕事に出会い、やりがいを見つけてゆく姿、そしてボーイズクラブの経営者である静香(高岡)に惹かれてゆく姿を描く。脚本・演出を、演劇ユニット「ポツドール」主宰の三浦大輔が務める。
松坂は「決して自分の考えを押しつけず、戸惑いつつも、何事も受け入れようとするそんなリョウがどことなく僕自身に似ているような気もしました」と主人公との共通点を見出す。
また、今回はじめてタッグを組む三浦に対し「センセーショナルな作品を世の中に生み出し続けている方というイメージ」と語り、「魂を削りながら、三浦さんと向き合っていかなければ」と気を引き締める。これまで両親に出演作をすすめてきたという松坂だが、今回に至っては「できることなら、観に来ないで欲しい。そのくらい自分の中で、覚悟を持って挑む作品です」と過激な演出も厭わない意欲を見せている。
また、元娼婦で現在はボーイズクラブのオーナーという難解な役について「とてもとても悩んでいます」と吐露する高岡。その反面「桃李くんが演じるリョウという青年を、私が演じる静香がどんなに魅力的で女性にとって“理想の娼年”に育て上げるのか楽しみで仕方ありません」と期待を膨らませている。
舞台『娼年』は8月~9月にかけて東京芸術劇場プレイハウス、大阪、久留米にて上演。