有村架純、客席からのサプライズ演出に感激!「すごくキレイ」

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女優の有村架純が23日、都内で行われた主演映画『夏美のホタル』の完成披露試写会に共演者らとともに登壇した。ステージに登場したキャストたちの目に飛び込んだのは、客席いっぱいに広がった、蛍の光のような緑のサイリウムの海。この観客からのサプライズ演出に「ビックリしました!すごくキレイでした!」と有村は感激の表情を見せた。
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原作は森沢明夫作の同名小説。大学生活最後の夏。将来の夢と進むべき道に思い悩む主人公・夏美が導かれるように向かったのは、父と過ごした思い出の場所。そこで出会った人たちとの交わりから、それぞれの人生が動き出し、心が解きほぐされていく…。昨年公開の映画『ストロボ・エッジ』以来、有村と廣木隆一監督がタッグを組む作品としても注目されている。
有村は原作を3年くらい前に読んでいて感動したというが、今回映画の台本を読んだとき、改めて感動が蘇ったという。「親と子の絆、人と人とのつながりが心にささって、涙が出ました」と話す。
今回、恋人・慎吾役の工藤阿須加以外はほとんどがベテランキャスト。その共演陣や廣木監督が作り出していたやさしい空気感が、撮影で特に印象に残っていると有村は語る。「みなさんの愛情を感じられる空気の中で、肩に力を入れることなく撮影に臨めました」と感謝を表した。
それは食事をするシーンで特に実感したそうで、「この作品は夏休みの1ページを切り取ったような作品ですが、お仕事なのになんだか、自分も夏休みを過ごしたかのような感じです」と有村がいえば、工藤も「わかる!」と思わず声を上げるほど、その和気あいあいとした空気感に若い二人は支えられたようだ。
なお舞台挨拶には、有村、工藤のほか、小林薫、光石研、吉行和子、原作者の森沢氏、廣木監督が登壇した。
映画『夏美のホタル』は6月11日より全国公開。