英語を話していた少年、昏睡から目覚めるとスペイン語しか話せなくなっていた!

英語を話していた少年がサッカーの試合中のアクシデントにより昏睡状態に陥り、目覚めるとスペイン語しか話せなくなるという珍事が発生した。その16歳の少年はジョージア州在住で。スペイン語は友人や兄弟が話していることから少しは知っていたというが、十分に会話できるとは思っていなかったという。
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海外メディアHuffington Postによると、彼の名前はルーベン・ヌセモー。地元テレビ曲のWSB‐TVによると、彼は先月サッカーの試合でゴールキーパーを務め、ボールにジャンプした彼の頭に、他の選手のキックが偶然にも当たってしまったという。彼は脳震とうを起こし、数日間の昏睡状態に。そして、目覚めるとスペイン語しか話せなくなっていたというのだ。
昏睡前のスペイン語力に関し、ルーベンは「完璧ではなかった。でも、兄弟がとても流暢に話せるので、彼に影響を受けていた」と語る。その後、ルーベンは再び英語が話せるようになっており、またスペイン語は徐々に失われていっていると言う。
このような状況は「それほど特異なことではない」と語るのが、モントリオールのマギル大学で神経言語学を教えるマイケル・パラディス博士だ。「いくつもの複雑な理由で、二つの言語が全く同程度回復する場合、どちらか一つがより良く回復する場合、またどちらか一つの言語のみが回復する場合がある。そして、そのような結果は一時的な場合もあれば永続的な場合もある」と続ける。また「ルーベンの英語力はゆっくりと回復しており、彼の年齢を考慮すると良い兆候だ。スペイン語に関しても、おそらく事故前と同程度は話せるだろう」と加えた。
ルーベンの治療費は彼の友人がクラウドファンディングで集めているところだ。完治し次第、ルーベンはまたサッカーをするのを楽しみにしているそうだが、彼のコーチであるブルーノ・カロンジは、復帰する際にはヘルメットの着用を求めているという。