白人俳優がM・ジャクソンを演じる都市伝説ドラマ、“遺族の懸念を考慮”し放送中止

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映画『恋に落ちたシェイクスピア』などで知られる英俳優ジョセフ・ファインズが、亡きマイケル・ジャクソンを演じることで物議を醸した都市伝説タッチのドラマが放送中止になったという。VarietyやDeadlineなどが伝えた。
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様々なスターにまつわる都市伝説を題材にし、ミニシリーズとして放送する英Sky TVの『Urban Myths(原題)』。エピソードごとに異なるスターを取り上げるアンソロジー形式で制作されたが、白人のジョセフがマイケルを演じている予告編が公開になると、マイケルの娘パリス・ジャクソンらジャクソン・ファミリーが嫌悪感を露わにし、ツイッターなどで非難した。
Sky TVは「マイケル・ジャクソンさんの遺族の懸念を考慮して」、当該エピソードの放送を中止する決定を下したと声明を通じて発表し、批判を受け入れた形となった。「私たちは実際にあったと伝えられる出来事を楽しんでもらうつもりでしたが、不快にさせるつもりは一切ありませんでした。ジョセフ・ファインズも私たちの決定を100%指示しています」と続けている。
パリスはSky TVの決定を受けて、「家族の思いが今回に限り、考慮してもらえたことに驚いているわ。私達家族は心から本当に感謝しています」と喜びをツイートした。
『Urban Myths(原題)』は先にテレビ映画と伝えられていたが、1話30分構成のミニシリーズとなるとのこと。ほかには俳優ケイリー・グラント(ベン・チャップリン)や、ボブ・ディラン(エディ・マーサン)、アドル・ヒトラー(イヴァン・リオン)などを扱うエピソードが、これらのエピソードは現時点で放送中止になっていない。