蒼井優×阿部サダヲ、最低男女の“究極の愛”に挑む 人気ミステリー小説を映画化

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沼田まほかるの人気ミステリー小説『彼女がその名を知らない鳥たち』が映画化され、主演を蒼井優と阿部サダヲが務めることが明らかになった。蒼井は役柄について、「ご覧になる方に自ら嫌われる勇気をどこまで持てるのか、試したいと思いました」と語っている。
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本作は、八年前に別れた男・黒崎を忘れられない十和子(蒼井)と、なじられながらも十和子に異様な執着を見せる陣治(阿部)の姿を描くミステリー映画。劇中では、十和子と関係を持った水島の失踪を機に、スリリングなドラマが展開する。『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌監督がメガホンを取り、撮影は昨年10月8日から約1ヵ月間、原作の舞台である大阪を中心とした関西で行われた。
蒼井は自分勝手な十和子について、「自分に対する諦めができない人。かといって何か行動を起こすわけでもない、甘ったれた女性。共感は全くできない役だったけれど、ご覧になる方に自ら嫌われる勇気をどこまで持てるのか、試したいと思いました」とコメント。そんな蒼井を白石監督は「この最低な役をよくぞ引き受けてくれたと今でも信じられません。作中では今までに見たことのない様々な表情を見せてくれました。とんでもなく凄まじい女優です」と絶賛している。
一方の阿部は、「食べ方が汚いとか、たんが絡んだ咳をするとか、とにかく汚い男に見せるために、監督と色々相談しました。現場ではスタッフの方達とも楽しみながら、汚い男を追及しました」と役作りを述懐。そして、「蒼井さんとの共演はほぼ初めてなのですが、今乗ってる女優さんと言ったらこの人!って必ず名前が上がる方だし、最近は迫力も出てますよね。実際すっごい迫力ありました(笑)一緒にお芝居していて楽しかったです」と語っている。
映画『彼女がその名を知らない鳥たち』は今秋全国公開。