マドンナ、未承認の伝記映画ニュースに猛反発 作るやつは「ペテン師とバカ」

1980年代から第一線で活躍を続ける人気歌手マドンナ。米ユニバーサルが彼女の承認を得ていないという伝記映画『Blonde Ambition(原題)』の映画化権を獲得したと報じられると、映画化を喜んでいない心情を露わにした。
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直訳すると「ブロンドの野望」となるタイトルの脚本は、The Wrapによると「ブラックリスト」(優秀だが未製作になっている脚本のリスト)にあった作品でエリース・ホランダーが執筆。同リストで1位になったことのある注目の脚本だという。タイトルが示す通り、1980年代を舞台に、スターダムにのし上がるポップスターを描くという。現時点で映画『キャプテン・フィリップス』のマイケル・デ・ルカや映画『レヴェナント:蘇えりし者』のブレット・ラトナーらが製作に名を連ねている。
マドンナは自身のインスタグラムに1980年代当時の自身の写真を投稿し、「私が知り、見てきたことを知っている人間は誰一人いない。私だけが私の物語を語れるのよ。それを試そうとする他の人間はペテン師でバカよ。楽して満足感を得ようとしているだけ。この社会の病気と言っても過言ではない」と、強い語気で映画化に反対している。
情報筋はマドンナが映画化を止めるのは無理とみているという。マドンナは初期の楽曲を自分であまり作詞作曲していない。ストーリーの時期がデビュー前からデビュー初期とのことで、マドンナ自身が手がけたデビュー曲の『エヴリバディ』や『ラッキー・スター』などは映画に使えない可能性があっても、『ホリデー』や『ライク・ア・ヴァージン』など他の大ヒット曲のクリエイター達は莫大な使用料と引き換えに喜んでサウンドドラックへの収録を許可すると見られているという。