『ワンダーウーマン』、女性が監督した歴代実写映画興行収入で1位を記録

現地時間2日に全米公開されたDCコミックスの女性ヒーロー映画『ワンダーウーマン』。公開4週目の現在も全米興行収入3位の座に留まる人気だが、現地時間23日に新記録を樹立した。女性監督による歴代実写映画の興行収入1位を獲得したという。
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Varietyによると、『ワンダーウーマン』はこれまで1位に君臨していたフィリダ・ロイド監督の『マンマ・ミーア!』(09)の世界興行収入6億980万ドル(約678億5244万円)を超えたとのこと。現地時間25日現在、Box Office Mojoを見ると、その世界興行収入は約6億5288万ドル(約726億3942万円)に達している。
本作を監督したのはパティ・ジェンキンス。女優シャーリーズ・セロンにアカデミー賞主演女優賞をもたらした2003年の衝撃作『モンスター』でメガホンを取って以来、約14年ぶりの長編監督作品での快挙となった。しかし、米ワーナー・ブラザースの当初の選択はジェンキンス監督ではなかった。ジェンキンス監督は海外ドラマ『ブレイキング・バッド』や『ゲーム・オブ・スローンズ』の監督ミシェル・マクラーレンが「創作上の意見の相違」から降板してできた穴を埋めたのだ。
ガル・ガドット演じるアマゾネスの王女ワンダーウーマンが、戦時中のヨーロッパで活躍する『ワンダーウーマン』。先に公開されたDCコミックの悪役達が集結する『スーサイド・スクワッド』の世界興行収入7億4560万ドル(約829億8528万円)を抜くのは時間の問題と言われているが、どこまで快進撃を続けるのか。8月25日の日本公開を楽しみにしたい。