日本映画史上初、NYブロードウェイ・ミュージカルを上映『ホリデイ・イン』公開

ニューヨークのブロードウェイで上演され、本年度第71回トニー賞にノミネートされたミュージカル『ホリデイ・イン』が、東劇にて11月10日より5日間限定で上映される。ブロードウェイ・ミュージカルを映画作品として映画館で上映するのは日本初となる。
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本作は、ビング・クロスビーとフレッド・アステアが共演した1942年のミュージカル映画『ホリデイ・イン(邦題:スイング・ホテル)』を舞台化したもの。今なお人々に愛される名曲『ホワイト・クリスマス』など、音楽家アーヴィング・バーリンが原作のために生み出した曲と詩と共に、ゴードン・グリーンバーグとチャド・ホッジによる新たな脚本で不朽の名作が舞台によみがえった。
サッシャがナレーションを務める予告編では、豪華絢爛な舞台の一部を観ることができる。今回の上映は、ブロードウェイで上演された舞台をオンデマンド配信サービスを提供するBroadwayHDが映画館のために撮影し製作、日本語字幕付きで特別上映するもの。上映を手掛ける松竹ブロードウェイシネマは、“お手頃な価格でゆったりと本場ブロードウェイの舞台を映画館でお楽しみ頂きたい”というコンセプトのもと誕生した。
物語の主人公は、きらびやかなショービジネスの世界から去り、田舎暮らしをするジム(ブライス・ピンカム)。農場での生活に違和感を覚える彼だったが、活発な学校教師リンダ(ローラ・リー・ゲイヤー)と出会いジムの人生は一変。二人で農場を立派なホテルに改築して祝日ごとに華麗なショーを繰り広げる。しかし、そこへジムの親友テッド(コービン・ブルー)が現れ、ダンスの新たなパートナーとして一緒にハリウッドへ行こうとリンダを誘う。夢をとるか愛する人を選ぶか、ジム、リンダ、テッドの恋の行方はいかに。
ブロードウェイ・ミュージカル『ホリデイ・イン』は、東劇にて11月10日より5日間限定上映。