不機嫌なねこ、勝訴で71万ドルゲットするも“変わらず”不機嫌な様子

不機嫌な表情が人気の「グランピーキャット」が著作権訴訟で勝訴し、71万ドル(約7800万円)の支払いを受けることになった。グランピーキャットの飼い主タバサ・バンデセンが訴えていたのは、CM契約を結んでいた米国コーヒー企業Grenade Beverage LLC。勝訴にもかかわらず、やはりグランピーキャットは不機嫌な様子である。海外メディアSkyNewsが伝えた。
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バンデセンの訴えの内容は、同企業が契約内容を超えてグランピーキャットのイメージを使用していたというもの。グランピーキャットは2012年にSNSで大きな話題となり、翌年同企業と契約を結んでいた。契約ではグランピーキャットのイメージは、同社の商品「グランピーキャット・グラプチーノ」に使用されることになっていたが、他の商品にも使用されていたことが確認されグランピーキャット側の勝訴となった。
グランピーキャット(本名:タルダルソース)は証人として出廷することはなかったものの、法廷で何度か姿が確認されたという。グランピーキャットの弁護士となったデイヴィッド・ジョネリスは、今回がネット現象が勝訴した初のケースだという。
グランピーキャットは現在ツイッターで142万人、インスタグラムで240万人、フェイスブックには900万「いいね」が寄せられており、グランピーキャットの会社から様々な関連商品を販売している。アリゾナ州在住の飼い主バンデセンはウェイトレスとしての仕事を辞め、グランピーキャット関連の収入で生活しているという。