松本潤、7年ぶり日曜劇場で初の医師役挑戦 白衣姿は「まだ自分でも見慣れていません」

松本潤主演の日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)が7月13日よりスタートする。今回『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』(2018年)以来、約7年ぶりに日曜劇場の主演を務める松本に、演じる総合診療医・徳重晃の印象や作品を通して届けたい思いを聞いた。
【写真】松本潤、柔らかい笑顔が印象的! 日曜劇場『19番目のカルテ』場面写真
◆日曜劇場への帰還、そして医療ドラマという挑戦
本作は、病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメントだ。
原作は「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」などの作画を手掛ける富士屋カツヒトによる連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス)。脚本は、『コウノドリ』シリーズ(TBS系)の坪田文が手掛ける。
――本作の出演オファーを受けた時の気持ちは?
松本:率直に、約7年ぶりに日曜劇場に出演させていただけるのは光栄だなと思いました。これまでさまざまな作品に携わらせていただく中で、「もしお医者さんを演じることになったら、どんな医者なんだろう」と、漠然と考えたことはあったんです。まさか“総合診療医”という、日本では新しい領域となる医師を演じることになるとは思っていなかったので、びっくりしました。
――出演に至った決め手は何でしょうか?
松本:制作陣の熱意に心を打たれました。そして総合診療医という存在を、どのように描くのかにも強く興味を持ちましたし、坪田(文)さんの脚本がとても温かくて、“ありそうでなかった”物語だなと感じたからです。
日曜劇場『19番目のカルテ』場面写真 (C)TBS
――原作を映像化する上で意識したことは?
松本:日本の医療において“19番目の専門医”ともいわれる総合診療医。既存の18の専門科とは異なる立ち位置で、人を全体的に診ていく医師です。ドラマでは原作をさらに掘り下げて、(物語の舞台となる)魚虎総合病院内のそれぞれのキャラクターや徳重の人間関係を立体的に描こうとしています。大きな山や谷はないけれど、少しずつ何かが染みてくるような構成は、実際の総合診療の現場にも通じるものがあるかもしれません。ドラマを通して、視聴者の方がちょっと医療に興味を持ったり、自分の身体について考えるきっかけになってくれたらうれしいです。