水川あさみ、衝撃の官能ドラマに挑む 村山由佳原作『ダブル・ファンタジー』主演決定

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女性の性愛を赤裸々に描き、数々の賞を受賞したことで話題を呼んだ直木賞作家・村山由佳の『ダブル・ファンタジー』が、女優の水川あさみ主演で、今夏WOWOWにて連続ドラマ化されることが発表された。性愛を突き詰めた内容から映像化は困難とされてきた作品で主演を務める水川は、劇中でさまざまな官能シーンに挑戦し、束縛から飛躍しようとする女性を繊細に演じている。
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第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞と文学賞をトリプル受賞した原作をドラマ化する本作は、官能ラブロマンスの枠に留まらず、“女”であることに貪欲に生きる主人公の物語。水川演じる35歳の人気脚本家・高遠奈津は、家事を支えてくれる元テレビ局ディレクターの夫・省吾(眞島秀和)が仕事に関与することを疎ましく思い始めていた。さらに母・紀代子(多岐川裕美)から不妊治療を勧められ、家庭に嫌気がさしていたところ、舞台演出家・志澤一狼太(村上弘明)から新作舞台に招待されて一夜を共にする。本能のまま家を出た奈津は、大学時代の恋人や新進俳優からも言い寄られ、欲望へと忠実に踏み出してしまう。ほかのキャストには、田中圭、柳俊太郎、篠原ゆき子が顔を揃える。
主演を務める水川は、WOWOWだからこそ表現できる数々の官能シーンにひるむことなく、女の感傷と覚悟を繊細に体現しているといい、「いままで縁のなかったような役柄がわたしのところに来た事にまず驚きました。わたしなりにいまの精一杯でさらけ出し、奈津を演じることはチャレンジでした。 良い意味での不快感を味わっていただけるとうれしいです」と意気込みを明かしている。
『連続ドラマW ダブル・ファンタジー』 は、WOWOWプライムにて、今夏より毎週土曜22時放送。