木梨憲武、「ジジイで良かった」と“ジジイ”を連呼

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木梨憲武、佐藤健らが29日、TOHOシネマズ日比谷で開催された映画『いぬやしき』の完成披露試写会に登場。自身が演じた役柄に絡めて「ジジイ」を連呼し、会場を沸かせた。
【写真】木梨憲武、佐藤健、三吉彩花らが登場した完成披露試写会
本作は、累計発行部数2000万部を超える人気コミック『GANTZ』の作者・奥浩哉が手がけた同名コミックを原作とする新感覚バーチャル映画。人智を超越した力を手に入れた初老の犬屋敷壱郎(木梨)と高校生・獅子神皓(佐藤)の壮絶な戦いを描く。
主人公・犬屋敷役の木梨は、自身をあしらった巨大看板の中から颯爽と登場。自身の顔面からの登場は「恥ずかしいわ…めちゃくちゃ恥ずかしい。ほかに考えられなかったんですか?」と照れながらも、「自転車屋なのでつなぎで来ました」とマイペース。
公開間近の心境を問われると、定年を間近に控えたサラリーマンという役柄に絡めて「本当にジジイで良かった。ジジイでなければ、ジジイ選抜の代表選手になれなかった。選抜選手に選ばれまして、本当に、ジジイで良かった」と“ジジイ”を連呼。撮影や監督とのやり取りを振り返って「CGの世界なんて僕なんか全く分からないので、佐藤君と一緒に、編集の現場を見に行ったりした。1年間待ちに待った、というのが今の気持ち」と話した。
敵役として獅子神に扮する佐藤は「個人的には、自分の芝居に反省点があって恥ずかしい気持ちがある」と自分に厳しい姿勢を見せつつも、「そんなこと関係ないくらいVFXのレベルに衝撃を受けた。“日本映画のVFXもここまで来たのかと”と感じてもらえたら」とアピールした。
また木梨は、長年メインMCをつとめたバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』が22日に最終回を迎えたばかり。『いぬやしき』を通じて「生まれ変わった気持ちになっている」と言い、「CG男優として、僕のデータは全て佐藤監督に渡してある。今後は、アフレコしかいかなくても大丈夫な男優になった。佐藤監督の場合、大きく叫ぶ声とかそういう仕事だけになっている。そんな時は、こう叫びます…」と一息つき、過去に日本語吹き替えを担当したCGアニメ映画『ファインディング・ニモ』を引き合いに「ニモー!」と大声を出して会場を笑わせた。
完成披露試写会には木梨や佐藤のほか、本郷奏多、三吉彩花、佐藤信介監督が出席した。
映画『いぬやしき』は、4月20日より全国公開。