ドウェイン・ジョンソン、母親の自殺未遂やうつになった過去を告白

“ザ・ロック”の愛称で絶大の人気を獲得したプロレスラーから、俳優に転身し成功したドウェイン・ジョンソン。強さとユーモアを兼ねそなえ、正義感と慈悲心の強いロック様には笑顔が絶えないが、母親の自殺未遂をきっかけにさまざまな挫折を経験して「何もしたくないし、どこにも行きたくなくなった。よく泣いていた」という状況に陥った時期があるという。
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最新作『ランペイジ 巨獣大乱闘』のプロモーションでイギリスを訪れたドウェインは、Expressとのインタビューで15歳の時に母親が自殺しようとする現場を目撃したことを打ち明けた。当時、住んでいたアパートから強制退去させられてから数ヵ月後に、母親は「ナッシュビルの州間高速道路65号線で車から降りると、近づいてくる車に向かっていった」とドウェイン。大きなトラックや車が母親をよけていくなか、「僕は母をつかんで、砂利だらけの路肩に引き寄せた」という。母親のアタさんは現在もその時の記憶がないそうだ。
母親にとってはその方がいいというドウェイン。それから数年後、負傷してアメフトの選手になる夢を絶たれ、恋人にもフラれて人生のどん底を体験したそうだ。それでも前に進む心の強さを見出だせなかったら、母親のように自滅的な行動に出ていたかもしれないと振り返る。
ドウェインは「母も僕も立ち直ったが、他の人が苦しんでいる時は僕らが気に留めてあげられるようにベストを尽くす必要がある。手助けして、独りではないことを分からせてあげないといけない」と力説している。