土屋太鳳、『盤上の向日葵』坂口健太郎が愛した物語のカギを握るオリジナルキャラクターに

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坂口健太郎が主演を務め、渡辺謙と共演する映画『盤上の向日葵』の追加キャストとして、土屋太鳳の出演が発表された。主人公が愛した、物語のカギを握るオリジナルキャラクターの役を演じる。併せて、土屋の場面写真も解禁となった。
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2018年本屋大賞第2位となった柚月裕子による同名小説を実写化する本作は、生きる意味を問いかけるヒューマンミステリー。
とある山中で身元不明の白骨死体が発見された。手掛かりは死体とともに発見された高価な将棋の駒。捜査の末、その駒の持ち主は、将棋界に彗星(すいせい)のごとく現れ時代の寵児(ちょうじ)となった天才棋士、上条桂介だと判明する。やがて桂介をめぐる捜査線上には<賭け将棋>で圧倒的な実力を持ちながら裏社会に生きた男、東明重慶の存在が浮かび上がる。謎めいた過去を持つ異色の天才棋士、上条桂介役には坂口健太郎。桂介に大きな影響を与える勝負師、東明重慶を渡辺謙が演じる。
桂介の過去を調べる刑事たちがたどり着いたのは、山梨県にある緑豊かな農園だった。プロ棋士としてデビューする前、桂介はこの農園で働いていたのだ。農園のひとり娘、奈津子と婚約し、幸せな時間を過ごしていたのだが、この地でふたりの運命を変えてしまう出来事が起こる。桂介に迫る不穏な運命の足音にただひとり気付いていたのが奈津子だった…。原作には登場しない、映画オリジナルのキャラクター、元婚約者・奈津子役を託されたのが土屋太鳳。物語のカギを握る人物と接点をもつ、ただひとりの人物という重要な役どころだ。
新たに公開された場面写真は果樹園で働く奈津子の姿。愛する人にせまりくる運命の足音に、美しいまなざしが不安げに揺れている。奈津子が見つめるその視線の先で、いったい何が起きていたのかー。
原作者の柚月裕子は土屋太鳳について「言葉は少なくても(坂口演じる)桂介とのやりとりがものすごく切なく、静けさの中に佇んでいるだけで、物悲しさを強く訴えかけてくるものがありました」と絶賛。
土屋は「『これを失えば生きる意味も失ってしまう』ほど魅了される世界に出会ってしまったら、それは幸せなのでしょうか」と、棋士として生きる桂介に深い思いを寄せて、重要な役を演じ切った。
また初共演となる坂口健太郎について「笑顔が向日葵のようにチームを牽引なさっていたと思います」と語り、同じく初共演である渡辺謙について「渡辺謙さんの作品を、どれほど繰り返し拝見したことか!!!」「演技をご一緒した時間は、当然、一生の宝物です!」と語っており、才能豊かな共演者たちとの充実した時間を過ごしたことがうかがえる。
原作者、柚月裕子も「涙がこらえられず、色々な感情が胸に込み上げ、観た後に、必ず大切な何かを持ち帰ることができる素晴らしい映画」と感動を隠せない。
映画『盤上の向日葵』は、10月31日より全国公開。
※土屋太鳳のコメント全文は以下の通り。