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舘ひろし主演『港のひかり』、元ヤクザのおじさんと目の見えない少年が紡ぐ年月描く特報映像解禁

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映画『港のひかり』追加キャスト陣
映画『港のひかり』追加キャスト陣(C)2025「港のひかり」製作委員会

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舘ひろし

眞栄田郷敦

黒島結菜

椎名桔平

斎藤工

宇崎竜童

ピエール瀧

一ノ瀬ワタル

市村正親

MEGUMI

笹野高史

藤井道人

木村大作

河村光庸

 舘ひろしが主演する映画『港のひかり』より、元ヤクザのおじさん(舘)と幸太(尾上眞秀/眞栄田郷敦)の長年の交流を描いた特報映像、ティザービジュアル2種が解禁。併せて、追加キャストとして、黒島結菜、椎名桔平、斎藤工、宇崎竜童、ピエール瀧、⼀ノ瀬ワタル、市村正親、MEGUMI、笹野高史の出演が発表された。

【動画】元ヤクザのおじさんと少年の激動の人生描く『港のひかり』特報

 本作は、過去を捨てた元ヤクザと目の見えない少年との十数年を描く、年の差を超えた友情と再会の物語。昨年に公開され数々の映画賞を総なめにした映画『正体』にて第48回⽇本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した藤井道人監督とキャメラマン・木村大作が初タッグを組み、北陸の港町を舞台にした完全オリジナル脚本の作品だ。

 主人公の元ヤクザの“おじさん”を演じるのは、7年ぶりの単独主演作となる舘ひろし。盲目の少年・幸太役を歌舞伎界の新星、尾上眞秀が演じ、12年後の成長した幸太役を眞栄田郷敦が務める。

 特報映像には、元ヤクザの“おじさん”こと三浦(舘)の業を感じさせる全身の入れ墨姿や、目の見えない少年・幸太(尾上)が周囲の子どもたちに虐められている様子が映し出される。そして交わるはずの無かった2人が、あることをきっかけに奇跡的な出会いを果たす。「ヤクザって悪い人だよね。おじさんはそんな人じゃないよね」という幸太の純粋無垢なセリフや、「少年は私を一人の人間として接してくれました」という三浦の言葉が、2人が絆を深めていく映像と共に語られる。

 その後場面は、成長した幸太(眞栄田)と三浦のシーンに。「毎日考えていた。おじさんは赤の他人である俺に何でここまでできるんだろうって」と幸太が語る。かつての自分を絶望から救いだし、「光」を与えてくれたおじさんが、なぜ他人に対してここまで無償の愛を注いでくれたのかを想う幸太。その想いに反応するかのように、複雑な表情で目に涙を浮かべる三浦。

 そして突如、警官である幸太が拳銃を発砲する姿が。最後には極寒の吹雪が舞う中、2人が血まみれで抱き合う姿、青年・幸太の「ありがとう、おじさん」という意味深な台詞で幕を閉じる。2人の友情が育まれた長い年月と、三浦が与えた「光」が紡ぐ結末に期待が高まると同時に、藤井監督と名キャメラマン・木村大作のタッグによるフィルム撮影で映し出された情感豊かな北陸の情景に圧倒される特報映像となっている。

 ティザービジュアル2種は、三浦と幸太の姿を切り取ったもの。1枚目には笑顔の2人が小さな漁船に乗って、海を航海する姿が。横には「おじさんは、僕の世界を照らしてくれた。」というコピーが添えられ、お互いに世間の外れ者である彼らが、世の中という大海原に出ていこうとすることを暗示するかのようなビジュアルとなっている。

 2枚目は、三浦が隣にいる青年・幸太に対して温かい表情を浮かべるシーン。上には「ずっと忘れない」というコピーがあるが、これはどちらからの言葉なのか。そしてどんな意味が込められているのか。2人の長年の関係性や今後の展開を示唆するようなビジュアルに仕上がった。

 さらに今回、三浦と幸太を取り巻く豪華キャストの出演が明らかに。

 青年・幸太の恋人である浅川あや役には、黒島結菜。『パレード』(2024)以来の藤井組作品への出演となる黒島は「藤井監督の現場は、作品に関わっている全員で映画を作り上げるという思いがとても強く、映画が完成した時にみんなで味わった達成感は忘れられません」と熱くコメント。

 三浦がかつて所属していた河村組の組長・石崎剛役には、椎名桔平。『アウトレイジ』(2000)でのヤクザの役の印象が強い椎名が、本作では今までない風貌で新たなヤクザ像を体現している。初の藤井組への参加となる椎名は「以前から藤井監督作品を観ていて、人の心の機微に触れる演出を感じていました。そして是非、藤井組で演じてみたいと思ってました」と念願叶ったことを明かした。

 同じく河村組の組員・八代龍太郎役には斎藤工。斎藤は、本作への出演について「日本映画の要であり、同時に邦画の未来を照らすひかりの様な方々のプロジェクトに参加させて頂けた事は、ご褒美の様でもあり、未熟者の自分には恐ろしさもありました」と、共演するキャストやスタッフへのリスペクトをにじませた。

 元・河村組の組長・河村時雄役には歌手や作曲家として活動をしながら、役者としても活躍する宇崎竜童。「舘さんは物静かなリアクションで全てを語って仕舞う自然体で私を支えて下さいました」と振り返った。

 河村組で三浦を恩人と慕う大塚夕斗役には、ピエール瀧。「舘さんと桔平さんというふたりの素晴らしい“アニキ”とお芝居をさせていただいたことは、とても光栄で幸福な時間でした」とほほえむ。

 幸太が働く警察署の先輩・大黒浩役は⼀ノ瀬ワタル。「自分にとって河村光庸プロデューサーは下積み時代からとても応援してくださった恩人の一人です。その恩人の最後の企画に出演できた事をとても嬉しく思っています」と、2022年に亡くなったプロデューサーの河村光庸さんへの感謝を語った。

 大黒の元上司にあたり、昔はマル暴として三浦とも対峙していた元刑事の田辺智之役には、市村正親。「舘さんは全てが格好いいので眩しかったですね。眞栄田くんは役の真っ直ぐさも相まって、さらに眩しかったです」と印象を明かした。

 幸太の少年時代に⼀緒に暮らしていた叔母の大森美和子役には、MEGUMI。近年では藤井監督も所属する映像集団「BABEL LABEL」にプロデューサーとして参加しているMEGUMIは、自身が演じた役について「⼀件強烈なキャラクターにも見えますが、誰もが持つ弱さを体現している人です。そんな美和子に共感しながら演じさせて頂きました」と語った。

 そして、漁業組合の会長であり、三浦や幸太の懸け橋となりながら、2人を温かい目で見守る荒川定敏役には、笹野高史。撮影現場について「とても心地よい活気がありました。その貴重な経験をひとつも漏らすまいという、皆んなのひたすらな姿がとても印象的でした」とコメントを寄せている。

 映画『港のひかり』は、11月14日より全国公開。

※追加キャストのコメント全文は以下の通り。

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<コメント全文>

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映画『港のひかり』特報

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