夏帆が“元AV女優”役で体当たり演技「頭がまっしろに」

俳優の生田斗真と瑛太が主演を務める映画『友罪』で、女優の夏帆が出演するシーンの場面写真が解禁された。本作で夏帆が演じるのは、AVに出演した過去を持つ女性だ。
【写真】元AV女優の女性を演じた夏帆
映画『友罪』は、薬丸岳の同名小説を『64-ロクヨン-前編/後編』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の瀬々敬久監督が映画化したヒューマンサスペンス。かつて世間を震撼させる事件を起こした少年Aの“その後”と周囲の人々の葛藤を、緊張感あふれる映像と豪華キャストによる熱演で描き出していく。
兼ねてから瀬々監督作品への出演を熱望していたという夏帆。本作で彼女が演じるのは、元恋人・達也(忍成修吾)にそそのかされてAVに出演した過去を持ち、常に彼の存在に怯える藤沢美代子というキャラクター。人との関わりを拒んできた“元少年A”の鈴木(瑛太)が、彼女との出会いをきっかけに徐々に心を許していくという、物語の上で重要な役割を担っている。夏帆は、美代子の心の機微を繊細な演技で表現するとともに、体を張ったこん身のシーンに挑んだ。
女優としての新境地といえる役柄に挑戦した夏帆は、撮影現場で、瀬々監督から「リミッターを超えてください」と演出されたそうで「頭がまっしろになり、監督が思う限界点まで到達できていたのか撮影が終わった今でもよく分かりません」と心境を吐露。「それでも、誰よりもまっすぐに全身全霊でこの作品にぶつかっていく監督を見ていたら、弱音を吐いてる場合じゃないと、私も腹をくくって挑ませていただきました」と覚悟を語っている。
映画『友罪』は5月25日より全国公開。