スカーレット・ヨハンソン、トランスジェンダー役への批判に反論

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女優のスカーレット・ヨハンソンが、映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』の監督ルパート・サンダースと再タッグを組む新作『Rub & Tug(原題)』。本作で演じる役柄がトランスジェンダーの男性とのことで、インターネット上で一部からトランスジェンダーの俳優から役を奪ったというバッシングの声が上がっていたが、これに対しスカーレットが反論した。
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スカーレットはサンダース監督が手がけた士郎正宗のコミック『攻殻機動隊』のハリウッド実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』で、アジア系のルックスのサイボーグとして描かれていた主人公を演じ、キャストの“白人化”とバッシングを受けた過去がある。
同監督との再タッグでまたしても騒動となってしまったスカーレット。Bustleからコメントを求められたスカーレットは、代理人を通じて「ジェフリー・タンバーやジャレッド・レト、フェリシティ・ハフマンの代理人にもコメントを求めればいいと伝えて」と、過去にも違う俳優がトランスジェンダーの役柄に臨んだことを例に挙げて反論したという。
ジェフリーは海外ドラマ『トランスペアレント』、ジャレッドは映画『ダラス・バイヤーズクラブ』、フェリシティは映画『トランスアメリカ』でトランスジェンダーを演じた。
Deadlineによると、『Rub & Tug(原題)』でスカーレットが演じるのは、もともと女性だった実在の人物ジーン・マリー・ジル(Jean Marie Gill)。短髪と男装のトランスジェンダーの男性で、ダンテ・テックス・ジル(Dante “Tex” Gill)と名乗り、1970年代のピッツバーグでマフィアと渡り合い、風俗店と売春で帝国を築いた犯罪王とのことだ。同作では恋人のシンシアとの恋愛も描かれるという。