柄本佑「俺壊れてたよね?」撮影中の躁状態をカミングアウト

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俳優の柄本佑、石橋静河、染谷将太らが1日都内で行われた、映画『きみの鳥はうたえる』の初日舞台挨拶に登壇。撮影中の出来事を聞かれ染谷が「佑さんが壊れてた」と、柄本がずっと笑わせてきたというエピソードを明かした。舞台挨拶には他に足立智充、山本亜依、柴田貴哉と三宅唱監督が登壇した。
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佐藤泰志の同名小説を映画化したこの作品は、北海道・函館郊外の書店で働く「僕」と、彼と同居している失業中の静雄、「僕」と同じ書店で働く佐知子の3人が繰り広げる夏のひとときを描いたもの。「僕」を柄本、静雄を染谷、佐知子を石橋が演じる。
もともと柄本が三宅監督から映画化の話を持ちかけられたのが2015年12月で、足掛け3年をかけて公開までたどり着いたという。そのため柄本は「インしたのは去年の6月なんですけど、僕の中では(役が)3年続いてたかなと。今日は割と感慨深いというか…そう見えないけど感慨深いんです。感慨深そうにするとね、泣いちゃうから」と、感無量の様子。
また、「僕」、静雄、佐知子の3人の楽しそうなシーンは実際に現場でも楽しんでいたらしく、「3人で戯れてるところとかは監督も交えて戯れて、そこから疲れてきて、監督がいなくなって撮り始めてるという演出。今考えると結構疲れてたよね」と柄本が語れば、石橋も「(撮影中は)たくさん笑ったしたくさん食べたし、たくさん飲んだし(笑)、遊び疲れたようなとても気持ちのいい時間でした」とコメント。
染谷も「楽しむって疲れる、ということを知りました。笑わせてくれるんですよ、柄本佑さんが」と語ると、柄本が「俺壊れてたよね?」と発言。「壊れてましたね。かなりぶっ飛んでました」という染谷の答えに、「躁状態だったんですよね」と、役に入れ込むあまり撮影中のテンションが普段と異なっていたことを明かした。