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デバイス上の動きだけで人物を表現『search/サーチ』本編特別映像解禁

映画

『search/サーチ』場面写真より
『search/サーチ』場面写真より

 100%すべてPC画面の映像で展開する映画『search/サーチ』より、主人公とその娘が微妙な調子の親子のやり取りをネット上のみで繰り広げる本編特別映像が公開された。

【写真】『search/サーチ』フォトギャラリー

 本作は、物語がすべてPCの画面上で展開していく斬新なアイデアと、巧みなストーリーテリングを駆使したサスペンス・スリラー。16歳の女子高生・マーゴットが失踪。行方不明事件として捜査が始まるも、家出なのか、誘拐なのか分からないまま37時間が経過してしまう。娘の無事を信じる父デビッド(ジョン・チョー)はマーゴットのPCにログインし、インスタグラム、フェイスブック、ツイッターなどのSNSにアクセスを試みる。そこに映し出されたのは、いつも明るく、活発だったはずのマーゴットとはまるで別人の、自分の知らない娘の姿だった…。

 本作の特徴として、“スクリーン・ライフ”の導入が挙げられる。これは、ハリウッド監督デビュー作『ウォンテッド』を世界的ヒットに導き、『search/サーチ』の製作を務めるティムール・ベクマンベトフが提唱する新しい映像表現だ。

 具体的には、PC画面上にどんなウィンドウが開いているか、カーソルがどう動くか、キーボードをどう叩くか、一度入力してからどれくらいの秒数で削除するか、といったことを見るだけで、その人の意思や心配事、愛情、友情、懐かしい思い出などコミュニケーションを含めた人生のすべてをデバイス上の動きだけで映像表現するというもの。

 本編特別映像では、“スクリーン・ライフ”の手法を用いて、デビッドとマーゴットのやり取りを描写。心配性のデビッドがフェイスタイム越しに「今どこだ?」「いつ帰る?」と質問をぶつける一方で、マーゴットは生物のクラスの同級生と勉強会を開いており、徹夜になるかも知れないと少し面倒くさそうな調子で回答する。

 途中で会話を打ち切ったマーゴットに対し、固い表情をのぞかせたデビッドは次にアイメッセージでのやり取りを通じて期末試験の調子を確認した後、「お前を誇りに思ってる」と送信。3年前に病気で亡くした母親に触れ、「ママもそう思うはずだよ」と一度書きかけるも、しばらくの間ちゅうちょして結局削除するまでの流れを捉えている。

 メガホンを取るアニーシュ・チャガンティ監督は、マウスが動く方向や速度に到るまでその“人物”を表現するためのあらゆる感情の動きを落とし込んだため、脚本のボリュームが通常の25倍にも達したと明かしている。

 映画『search/サーチ』は10月26日より全国公開。

映画『search/サーチ』本編特別映像

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