伊藤健太郎、押見修造原作『惡の華』に主演 玉城ティナら主要キャスト発表

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押見修造の人気コミックを原作とした映画『惡の華』の主要キャストが解禁となり、伊藤健太郎、玉城ティナ、飯豊まりえ、秋田汐梨の出演が発表された。
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本作は、「絶望」をテーマに主人公の鬱屈とした青春と行き場のない衝動を描き、別冊少年マガジンで2009年から5年間に渡って連載された『惡の華』を、映画『覚悟はいいかそこの女子。』の井口昇監督とアニメーション映画『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の岡田麿里の脚本で実写映画化。詩集『惡の華』に憧れを抱く文学少年・春日高男(伊藤)は、教室でクラスのマドンナ・佐伯奈々子(秋田)の体操着を盗んだことを、クラスの変わり者・仲村佐和(玉城)に目撃されてしまう。それから仲村と春日の奇妙な共犯関係がはじまるが、仲村の命令は日々エスカレートしていき…。
主演の伊藤は「思春期は誰もが通ってきた道だと思います。ただ、誰と出会ってきたか、どんなものを見たか、どんなものを読んだかでその先の道が決まっていくと思います。その道はたくさんあって、何かに反発したり春日のような人がいたり。春日を理解するのは難しいかもしれません。ただ、誰もがどこかに共感は出来ると思うんです」とコメント。
仲村を演じる玉城は「10代から20代の短い時期に感じた感情や気持ちは、これからの人生において色褪せてほしくないし色褪せるべきでもないと思います。その時に得た感情をマイナスに捉えるだけではなく、その時期の感情を否定せずにいてほしい。『惡の華』を観て、この作品に光る共通のものを皆さんが見つけてくれたらいいなと思います」と作品への思いを明かす。
数百人以上のオーディションを経て抜てきされた秋田は「私は今高校生で今回の登場人物達に年齢が一番近いのですが、自分の学生生活とは全然違うので初めは戸惑いました。仲村さんの事は全然わからない!笑」とのこと。「この映画は迫力のあるシーンがたくさんあって、私自身も挑戦的なシーンが多かったので大変でした」と振り返っている。
飯豊は今回初の映像化となる高校編で、お互い文学が好きなことをきっかけに春日と交流を深める常磐文を演じる。
映画『惡の華』は2019年秋に全国公開。