『君の名は。』新海誠監督の次回作は“どエンタメ作品”『天気の子』
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『君の名は。』の新海誠監督・最新作『天気の子』製作発表会見が13日、都内ホテルにて行われ、監督をはじめ、声優を務める醍醐虎汰朗、森七菜、川村元気プロデューサー、川口典孝プロデューサーが出席した。
【写真】新海誠監督 最新作『天気の子』製作発表記者会見フォトギャラリー
本作は『君の名は。』や『言の葉の庭』などで知られる新海監督最新作。天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”していく物語、高校1年の夏、東京にやってきた家出少年・森嶋帆高(醍醐)は、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事を始める。そこで出会った不思議な能力を持つ1人の少女・天野陽菜(森)。2人は美しく切ない恋の物語を奏でる。
新海監督は、本作の着想について「いろいろなものに紐づいている」と前置きしつつも『君の名は。』が大ヒットした2016年の夏を振り返り「予想以上のサイズの作品になり、プロモーション活動などで、とても消耗した夏でした。そんななか空を見上げたら積乱雲が平原のようになっていて、そこでゆっくりできたらいいなというところからメインビジュアルが思いついた。泣けて笑えてワクワクするどエンタメ作品になっています」と語る。
また川村プロデューサーは「完成前ですが、全世界からオファーをいただいています。間違いなく全世界配給になると思います」と力強く語ると「今作のテーマは、世界で受け入れられるテーマになっています」と自信をのぞかせた。
歴史的ヒットを遂げた作品の次回作だけにプレッシャーもあるかと思われたが、新海監督は「最初は、『君の名は。』の次の映画だということで、色気というか、みんなが好きになってくれる映画にしなければという思いがあったのですが、それを動機にすると物語が出てこなかった。そこから自分が関心を持っていることに発想をシフトすると、自然と『君の名は。』のことは考えなくなりました。なので特にプレッシャーは感じていません。興行的なことはプロデューサーに任せていますので」と笑顔を見せていた。
また、2000人以上のオーディションから起用された醍醐と森について、新海監督は「醍醐くんはマイクの前でしゃべっている姿が帆高に似ていると感じられた。一生懸命な姿が空回りした感じがかわいらしかった。七菜ちゃんは、とらえどころがない陽菜という女の子にぴったりの印象だった」と理由を挙げると、川村プロデューサーも「これからジャンプアップしていく人の力を借りたかった。声もすばらしいが、俳優としても数年後、日本を代表する人になっていると思う」と潜在能力を絶賛していた。
映画『天気の子』は2019年7月19日全国公開。
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