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杉野遥亮、詐欺師役で連続ドラマ初主演 『スカム』6月スタート

エンタメ

 俳優の杉野遥亮が、6月スタートのドラマイズム『スカム』(MBS/毎週日曜24時50分・TBS/毎週火曜25時28分)で連続ドラマ初主演を務めることが分かった。ワケあって裏社会に身を落とすも、詐欺の才覚でのし上がっていく詐欺師を演じる。

【写真】詐欺師役を演じる「杉野遥亮」フォトギャラリー

 本作は、週刊モーニングで連載中の「ギャングース」の共同原作者を務め、「犯罪現場の貧困」「犯罪する側の論理」をテーマに取材活動を続けるルポライター・鈴木大介が、振り込め詐欺に従事する若者たちの実態を取材した「老人喰い」が原案の社会派エンタテインメント。映画『孤高の遠吠』『全員死刑』を手掛けた映画監督の小林勇貴が演出を務める。

 物語の舞台は、リーマンブラザーズの経営破綻により日本でも多くの失業者が生まれ、若者の貧困率が高齢者を大きく上回るなど「世代間格差」という言葉が取りざたされた2008年の東京近郊。振り込め詐欺の巧妙な手口や、民間企業以上の規律で運営される詐欺組織の実態を交えながら、様々な動機で振り込め詐欺に手を染めざるを得なかった若者たちの”転落”模様を、激しくもユーモラスに活写する。

 杉野が演じる主人公・草野誠実は、順風満帆な勝ち組人生を歩んできたが新卒切りにより無職に。時を同じくして発覚した父親の難病治療のため振り込め詐欺を始めるが、やがて詐欺師としての才覚を発揮し、詐欺グループのリーダーへと成長していく。

 杉野は本作への出演オファーを受けた当時を「嬉しさと巡り合わせを感じました。杉野遥亮としても一俳優としても、今後の財産になる方との出会いや経験がここにあるんじゃないか、と思いました」と振り返る。

 主人公の誠実に対しては「誠実の深い想いに同調できる部分が多々あります。社会に対して思うこと、不条理、悔しさが誠実の反骨心に繋がりますが、僕自身も納得できない事や悔しさが前に進むきっかけにもなっています。その根底にあるものは今を生きる人々に突き刺さると確信しています」と共感できる部分が多い様子。

 視聴者に向けて「社会の不条理に対する考え方とそれに立ち向かう手段としての詐欺、何が正解で何が不正解かわからないパラドックスですが、そこに懸命に生きる僕たちを笑っているうちに、気がついたら切なくなってくれたら勝ちだなと思っています。誠実たち詐欺グループの姿を通してカタルシスを感じて欲しいです」とメッセージを寄せている。

 小林監督は杉野について「その役の気持ちに寄り添いながら、役の痛みを受け取りながら、演技をするという共感能力の高さが監督として本当に嬉しいですし、役者として非常に信頼しています」と賞賛している。

 ドラマイズム『スカム』は、MBSで6月30日より毎週日曜24時50分放送。TBSで7月2日より毎週火曜25時28分放送。

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