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『スカーレット』戸田恵梨香、窯からの炎に「火傷しそうになるくらい」 撮影秘話を明かす

エンタメ

1200度の炎と向き合う、戸田恵梨香(『スカーレット』第1回放送より)
1200度の炎と向き合う、戸田恵梨香(『スカーレット』第1回放送より)(C)NHK

 9月30日よりスタートした連続テレビ小説『スカーレット』(NHK総合/毎週月~土曜8時ほか)で主演を務める女優の戸田恵梨香が、陶芸家の役作りのため体重を増やしたり、本物の焼き物窯にまきをくべる場面で1200度の高温に直面したりといった撮影エピソードを明かした。

【写真】戸田恵梨香が炎と向き合う『スカーレット』場面写真

 連続テレビ小説101作目となる本作は、戦後の滋賀県を舞台に、ヒロインの川原喜美子(戸田)が信楽焼にひかれ、女性陶芸家を目指して奮闘する姿を描く。

 戸田はクランクインまで約3ヵ月間にわたり陶芸を稽古。粘土の中に含まれる空気を抜くための“土練り”の作業に始まり、ロクロを使い小さなカップや茶碗を作る練習にも取り組んだ。さらに器の底にある高台の部分を作るための“削り”や“絵付け”、陶器の表面を覆うガラス質の部分を生成する“釉薬(ゆうやく)”のかけ方も学び、陶芸に関する多くの工程を習得した。

 戸田は土を練る作業について「力がなかなかついていかなくって…」と振り返り、「陶芸が“男の世界”と言われるのがわかりました」とコメント。土練りの中でも粘土を片方の手で押し、もう片方の手でねじりながら回転させていく“菊練り”と呼ばれる技法には苦戦したそうで「男性でも菊練りの後には息切れするぐらい力がいるんですよね」と話し、「元々の私の体重では十分ではなかったので、陶芸家としての説得力を持たせるために、体重を増やしました」と明かした。

 第1話のプロローグに登場したのが、劇中で火を噴き上げていた大きな焼き物窯。本作のため制作チームが滋賀県内に造ったオリジナルの窯で、焼き物窯の古い型式の一つである「穴窯」になっている。

 ファーストシーンでヒロインが向き合うことになる窯と、その中でたかれる1200度の炎については、当初は特殊効果で再現することも考えられたが、信楽焼を作るリアリティーを演出し、ヒロインのキャラクターに深みを持たせるため、本物の窯を作り、そこで火をたくことになった。

 5月に行われたこのシーンの撮影では、窯から炎が噴き出すシーンや、臆することなく喜美子(戸田)が窯の中にまきをくべるシーンをカメラが捉えた。窯の中の炎の温度は1200度にもなり、演技する戸田の顔が窯の炎で赤く照らし出される。

 本物の窯と炎と向き合った戸田は「窯の温度を1200度まで上げるということは聞いていましたが、実際、そこに立ってみると、もう熱すぎて。距離があっても火傷しそうになるくらい」と吐露。その一方で「窯の中を見つめていると、炎の勇ましさだったり、自分の神経が研ぎ澄まされていくのも感じて」と語り、「こんなのCGじゃ絶対に出せない、本物には勝てないなと思いました」と振り返っている。

 連続テレビ小説『スカーレット』は、NHK総合にて毎週月~土曜8時放送。

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