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のん、初監督作での苦労明かす 今一番欲しい才能は「トーク力」

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ドキュメンタリー『のんたれ(I AM NON)』公開記念LIVEトークショーより
ドキュメンタリー『のんたれ(I AM NON)』公開記念LIVEトークショーより 提供:You Tube

 女優・のんが2日、ドキュメンタリー『のんたれ(I AM NON)』の公開記念LIVEトークショーに出演。大先輩・桃井かおりから受けたアドバイスのほか、初監督で味わった苦労を語った。

【写真】のん&『あまちゃん』で共演した友人・蔵下穂波が出演 トークショーの様子

 本作は、のんがオリジナル映画を撮る過程を追った全10エピソードのドキュメンタリー作品と、のんが初監督を手掛けた映画の合計11エピソードで構成されたもの。最終話として公開される映画『おちをつけなんせ』は、岩手県遠野市を舞台にした、のんが脚本、撮影、編集、主演などを手がけた完全オリジナルストーリー。のんは、妖怪を空想したり絵を描いたりするのが好きな遠野に住む高校2年生、早池峰留見を演じる。

 自身の初監督作について、「妖怪を絡めている不思議な映画」「現実と空想のシーンのコントラストにこだわった」と振り返ったのん。舞台の遠野市は柳田国男の『遠野物語』の舞台であることから、ロケ地が決まったあとに、妖怪を絡めていくことを自ら決めたとのことだ。
 
 トークショーでは途中から、映画撮影でのんのサポート役に周り、ナレーションも務めた女優の蔵下穂波も登場し、トークに花を咲かせた。
 
 監督初挑戦に際して、桃井や映画『万引き家族』の是枝裕和監督、『この世界の片隅に』の片渕須直監督からアドバイスを受けたというのん。何度会っても緊張するという桃井からは、「自分のやりたいことを通さないと、失敗したときにやりきれないし、成功しても自分の力と思えないから、絶対やりたいことは通さないとダメよ」と助言を受け、「パワーになった」という。
 
 また、監督として大変だったことを聞かれると「現場のたくさんの人に、自分の頭の中のイメージを伝えることが一番難しかった」と明かした。蔵下も間近で見ながら、のんの求める理想とスタッフの叶えられる現実との間に「違い」が生まれたことがあったといい、「私に何ができるかなって思ったとき、監督のサポート役としてしっかり支えてあげられたらな、と思いながらやっていました」と撮影を振り返ると、のんが隣の蔵下に向かって「ありがとうございます…」と神妙な表情でお辞儀する場面も。

 トークショーでは、視聴者から寄せられた質問にのんが答えるコーナーも設けられた。「今、世界一の才能が手に入るとしたらどんな才能がほしいですか?」という問いにのんは「一番自分の弱点のトーク力」と即答。「監督としてやるときとか、こうやって思いを話すときに(ほしい)」と語っていた。

 ドキュメンタリー『のんたれ(I AM NON)』は、YouTubeにてエピソード1が公開中。以降、毎週水曜日に1エピソードずつ順次無料公開。

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