クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

花澤香菜 『人間失格』は「スゴく好き」 太宰が亡くなった玉川上水の思い出も告白

アニメ

劇場アニメーション『HUMAN LOST 人間失格』完成披露上映会・舞台挨拶に出席した花澤香菜
劇場アニメーション『HUMAN LOST 人間失格』完成披露上映会・舞台挨拶に出席した花澤香菜 クランクイン!

関連 :

花澤香菜

冲方丁

 声優の花澤香菜が2日、都内で映画『HUMAN LOST 人間失格』の完成披露上映会に出席。大学時代に日本文学科に在籍していたと振り返り、太宰作品との接点や本作に関わることができた喜びを明かした。

【写真】花澤香菜、白いワンピースがかわいい! ほかイベントの様子

 本作は、太宰の『人間失格』を原案とするSFダークヒーロークション。昭和111年、GDP世界1位の無病長寿大国・日本の東京を舞台に、大庭葉蔵(宮野真守)が人間としての存在意義を懸命に模索する姿を描く。本イベントには、花澤のほかに木崎文智監督、冲方丁が出席した。

 花澤が演じたのは、国家機関「ヒラメ」の女隊員・柊美子。「大学が日本語・日本文学科というところに行ってました。太宰治好きばかりまわりにいました(笑)。一緒に文学散歩で、(太宰が)入水自殺した玉川上水をめぐったりした。『人間失格』ももちろん読みました。個人的にスゴく好きな作品だったので、(仕事で)関わることができた! とうれしい気持ちです」とほほ笑んだ。

 注目したポイントは「老人たちの怖さ。私がおばあちゃんになったら、こういう風にはなりたくない!(笑)。(作品設定の平均寿命120歳を超えて)『180歳まで(生きる)』って言って」と話した。

 木崎監督は「古典文学とSFアクションを融合させるところに興味をひかれた。面白そうだと思いました。一筋縄ではいかないだろうなと思ったけど、沖方さんが作家をされるということで、『なんとかなるだろう』とライトな感じで引き受けました」と話すも、苦労のほどをたずねられて「それは相当…(笑)」と言葉を濁した。

 原案・脚本を手がけた沖方も「大変すぎてほとんど覚えていないです」と笑いつつ、「ブレイクスルーが2ヵ所あった」と解説。「まずは『人間失格』とタイトルの解釈を、人間という規範から外れてしまうのではなく、人間全体が失格した世界を描く。これがSFになったきっかけになりました」と言い、さらに「『人間失格』を描く際に重要なのが、死をどう描くかなんですが、むしろ死のない世界を描くことで、逆に死が浮かび上がるようにストーリーテリングしました」と語った。

 映画『HUMAN LOST 人間失格』は、11月29日より全国公開。

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る