『ぐらんぶる』実写映画化! 440万部突破の“異色”の人気作2020年公開

累計発行部数440万部を突破した人気漫画『ぐらんぶる』が実写映画化されることが決まった。2020年初夏の全国公開を予定している。
【写真】映画『ぐらんぶる』原作画像
『ぐらんぷる』は講談社「good!アフタヌーン」にて2014年4月から連載中の、原作・井上堅二、漫画・吉岡公威のコンビによる青春コメディー。物語は主人公の北原伊織が大学進学を機に海辺の町に引っ越してくるところから始まる。叔父が営むダイビングショップ「GRAND BLUE」に下宿することになった伊織。きれいな海、かわいい幼なじみ。あこがれのキャンパスライフを前に期待を胸いっぱい膨らませていた伊織を待っていたのは、男だらけのダイビングサークルだった?!
原作者の井上は「『実写化してイケメンの股間を見るんだ!』。『ぐらんぶる』の構想段階から抱いていた、僕の純粋無垢で――青年誌で連載する作家の誰もが抱く大きな夢。それがついに叶う時が訪れようとしています」と喜びを語りつつ、原作があまりにテンションも服もハジけていることから「協力してくれた関係者の皆様に感謝を、そして出演する被害者の皆様に心からの謝意を送ります」とまさかの謝罪表明も。
メガホンを取るのは英勉監督。デビュー作『ハンサム★スーツ』で鮮烈なコメディーデビューをしたのち、幅広いエンタメ作品を手掛け、2015年の『ヒロイン失格』は興行収入24憶円越えを記録、若者向け映画ブームの火付け役となった。
そんな英監督は撮影が終わった今、「『男子ってバカねっ』って映画を作ろうと思ったんですが、『男子ってバカ!ほんとバカ!クズ!』って映画になっちゃいました」「ぼくがホントの『全〇監督』かもです」と、原作に負けず劣らず振り切っていることを明かし、そのハジけ具合に自信を見せた。
キャストについて関口大輔エグゼクティブプロデューサーは「発表はこれからとなりますが、ほぼ素っ裸で作品に挑んでいますのでこちらも引き続き楽しみにしていてください」とコメントしている。
キャスト陣のほかストーリーやスタッフなども、まだベールに包まれている。ヒントはダイビングショップ「グランブルー」の前に、パンツ姿とオタTを巻いてたたずむ2人の青年の写真のみ。無駄に青々と美しい景色、無駄にオシャレな外観のショップ、そして無駄にいいカラダが印象的な1枚。原作通りなら裸必至の本作だが、このハジけた役をいったい誰がスクリーンで演じられるのか、続報に期待が高まるビジュアルとなっている。
映画『ぐらんぶる』は2020年初夏、全国公開。