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『もののけ姫』『君の名は。』描いた安藤雅司が初監督 『鹿の王』来年9月公開

アニメ

映画『鹿の王』イメージカット
映画『鹿の王』イメージカット(C)2020「鹿の王」製作委員会

 アニメーション映画『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』という、邦画の歴代興行収入上位4作品のうち3作品の作画監督を務めた安藤雅司の初監督作品となる映画『鹿の王』が、2020年9月18日に公開されることが発表された。

【写真】『鹿の王』原作書影

 2015年の本屋大賞を受賞し、シリーズ累計190万部を突破した作家・上橋菜穂子の同名小説の映画化となる本作。2014年に“小さなノーベル賞”と言われる「国際アンデルセン賞」で作家賞を受賞し、アニメとドラマで映像化された小説『精霊の守り人』シリーズで知られる上橋の新たな代表作として注目されている。

 強大な帝国に飲まれていく故郷を守るため、死を求め戦う戦士団<独角>。その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を助け、育てることに。一方、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。感染から生き残った男と、命を救うため奔走する医師を中心に、過酷な運命に立ち向かう人々の“絆”の物語が紡がれる。

 壮大かつ複雑な世界観から、映像化は不可能と言われていた今作。25歳の若さで映画『もののけ姫』の作画監督に抜てきされ、その後も『千と千尋の神隠し』、そして邦画の世界興行収入の首位となった『君の名は。』の作画監督を務めた安藤が、キャラクターデザイン、作画監督、そして初の監督を務める。

 さらに、共同監督を『千と千尋の神隠し』で監督助手を経験し、『伏 鉄砲娘の捕物帳』で映画初監督を務めた宮地昌幸が、脚本を『ハイキュー!!』シリーズや『僕だけがいない街』などの話題作を手がける人気脚本家・岸本卓が担当する。制作は、『蒼穹のファフナー THE BEYOND』や『フリクリ プログレ』などハイクオリティな作品を生み出す制作スタジオ・Production I.Gが務める。

 映画『鹿の王』は2020年9月18日全国公開。

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