ケネス・ブラナー監督&主演『シェイクスピアの庭』、偉大な作家の晩年描くポスター&予告
俳優・映画監督のケネス・ブラナーが監督・主演を務め、文豪シェイクスピアの晩年を描く映画『シェイクスピアの庭』より、本ポスタービジュアルと予告編が解禁された。
【写真】知られざる最期の3年間にスポットをあてた『シェイクスピアの庭』フォトギャラリー
本作は、断筆したシェイクスピアがロンドンを去り、故郷ストラットフォード・アポン・エイヴォンで過ごした人生最期の3年間にスポットをあて、知られざる<人間シェイクスピア>を描き出す。監督・主演を務めるケネスは、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、舞台はもちろん、映画『ヘンリー五世』(1989)、『から騒ぎ』(1993)、『ハムレット』(1996)などで監督・主演として映画でもシェイクスピア作品と深く関わってきた。
本ポスタービジュアルでは、『恋に落ちたシェイクスピア』で米アカデミー賞助演女優賞に輝いたジュディ・デンチ演じる妻アンと、『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』のリディア・ウィルソン演じる長女スザンナ、『オリエント急行殺人事件』のキャスリン・ワイルダー演じる次女ジュディスら家族が、ケネス演じるシェイクスピアを温かく癒やすかのように寄り添う姿が写し出されている。名優イアン・マッケラン演じるサウサンプトン伯爵の姿もあり、豪華なキャスティングと華麗なコスチュームが印象的だ。
予告編は、断筆したシェイクスピアが約20年ぶりにロンドンから故郷に戻ってくるシーンで始まる。一家の主であるシェイクスピアの久々の帰還に、妻と娘たちは戸惑いを隠せず、「この世のすべてを知り尽くす」と言われた偉大なる作家であるシェイクスピアと家族との溝を思わせる。幼くして亡くなった愛する息子ハムネットのために庭を造ると言うシェイクスピアに、家族たちが打ち明ける長年秘めていた思いとは。父として、夫として、失われた時間を取り戻すべく、シェイクスピアとその家族の再生を思わせる予告編となっている。
映画『シェイクスピアの庭』は3月6日より全国順次公開。