デル・トロの最新クリーチャー、バラバラになる“ジャングリーマン”の姿解禁!

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映画『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロが製作とストーリー原案を担当するホラー映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』より、バラバラになった身体の部位を組み合わせてできた映画オリジナルのクリーチャー“ジャングリーマン”の姿を収めた映像や場面写真などが解禁された。
【写真】頭部だけ…バラバラになるクリーチャー“ジャングリーマン”
累計700万部もの売り上げを誇りながらも、子どもたちにトラウマを与えるとして全米の図書館に置くことが禁じられたいわくつきの児童書シリーズ『スケアリーストーリーズ 怖い本』を映画化した本作。
基本的に、劇中に登場するクリーチャーたち“カカシのハロルド”や“ペール・レディ(青白い女)”のビジュアルは、原作の挿絵が基になっている。しかしジャングリーマンの場合、原作には頭部のイラストしかなかったため、全身の造形は映画オリジナル。シリーズの原作本『いばりんぼうをつかまえた(Me Tie Doughty Walker!)』と『なんのためにきたの?(What Do You Come For)』(岩崎書店)の2作品を基にアレンジしたものとなっている。
クリーチャー製作を担当したのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』でデル・トロとともに半魚人を創り出したマイク・ヒル。クリーチャー製作において、デル・トロに「彼の上を行く人なんて、僕は知らない」と言わせるほど絶大な信頼を寄せられている人物だ。デル・トロとヒルは、頭、腕、手、胴体、脚など身体のパーツがちぐはぐに組み合わさって存在する、空想の中の化け物ジャングリーマンを、本作の中で最恐にして最悪のモンスターとして見事に作り上げた。
映像では、奇怪なビジュアルのジャングリーマンが、意外にも俊敏でアクロバティックに動く姿を見せるほか、ホラー映画『エクソシスト』の有名な場面である少女リーガンのブリッジシーンを彷彿とさせる四足歩行をする姿も登場。さらに、頭部だけになったジャングリーマンが不気味な笑みを浮かべる姿も捉えている。
ジャングリーマンについて、マイクは「観客は彼を見たら本当にびっくりすると思う。立ち上がると恐ろしい化け物になるんだよ。映画の中ではすごく際立っているシーンだ」とその出来に自信をのぞかせている。
劇中で主人公たちは顔面蒼白になるほど怯えまくり、ジャングリーマンはそんな彼らを執拗に追いかけまわし、物理的にも精神的にも追い詰めていく。
映画『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日より全国公開。