山田洋次監督 志村けんさん訃報にコメント「言葉を失うほどの衝撃」

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コメディアンの志村けんさんが死去したことについて、志村さんの初主演映画となるはずだった『キネマの神様』でメガホンを取る山田洋次監督は3月30日、松竹を通じてコメントを発表、「言葉を失うほどの衝撃です」「日本の喜劇の世界の宝でした」と悼んだ。
【写真】2014年、映画『妖怪ウォッチ』公開アフレコに登場した志村けんさん
山田監督はコメントで、「『キネマの神様』の出演辞退でがっかりしていたぼくにとって、言葉を失うほどの衝撃です。志村けんさんは日本の喜劇の世界の宝でした。その存在がどれほど貴重だったかを、彼が少しでも自覚して健康に留意してくれていたら、と彼の早死が口惜しく、残念で残念で仕方ありません」としている。
志村さんは3月25日に新型コロナウイルス感染を公表。翌26日には、12月公開予定だった初主演映画『キネマの神様』の出演辞退を、配給会社の松竹と所属事務所が発表していた。
同作は松竹映画100周年記念作品となる山田監督最新作で、志村さんと俳優・菅田将暉がダブル主演し、“二人一役”で主人公を演じる予定だった。当初は4月から撮影開始の予定だったが、新たな出演者や撮影スケジュールはまだ決まっていない。