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グザヴィエ・ドラン最新作、青年2人の友情と恋心を描くラブストーリー特報解禁

映画

映画『マティアス&マキシム』場面写真
映画『マティアス&マキシム』場面写真(C) 2019 9375‐5809 QUEBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL

 第69回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『たかが世界の終わり』のグザヴィエ・ドラン監督最新作『Matthias&Maxime』(原題)が、邦題を『マティアス&マキシム』として9月25日に公開されることが決定。併せて特報映像が解禁された。

【写真】グザヴィエ・ドランが描く“新たな愛の章”『マティアス&マキシム』場面写真

 圧倒的なカリスマ性と才能を携え、映画界の革命児として躍進を遂げてきたドラン監督の最新作は、キャリア史上初の青春ラブストーリー。これまで一貫して描き続けてきた“母と子”というテーマから一新、2人の青年の友情と揺れる恋心に焦点を当て、新たな愛の傑作を誕生させた。本作では監督に加え、マキシム役も演じている。

 マティアスとマキシムは30歳で幼なじみ。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった2人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気づき始める。美しい婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠せない一方、マキシムは友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、2人は抑えることのできない本当の想いを確かめようとするのだがー。

 特報映像では、親友と交わした偶然のキスで、自分の中に芽生えた予期せぬ感情に戸惑う主人公たちの姿が収められている。また、中盤には大きく手を広げ空を仰ぐ監督自ら演じるマキシムの姿もあり、ドラン監督のヒット作『mommy/マミー』を彷彿とさせる瞬間も。美しい恋人もいる30歳を迎えたマティアスとマキシムが、友情と恋の間で悩み葛藤する様子が垣間見える30秒となった。

 「これまで描いたことのなかったラブストーリーを描きたかった」というドラン監督は、「ある時それまでの彼らの関係や強い絆が変わろうとしている、それこそがこの映画のテーマなんだ」と語り、「それともう一つ、これはホモセクシャリティがテーマの映画ではない。これは普遍的なラブストーリーなんだ。性別にかかわらず、恋と友情の狭間で揺れる感情っていうのは、誰もが一度は経験したことがある感情だと思うんだ」とコメントしている。

 映画『マティアス&マキシム』は9月25日より全国公開。

映画『マティアス&マキシム』特報

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