英国出身のネクストブレイク俳優ハリス・ディキンソンに注目 『マティアス&マキシム』新カット

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第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された、グザヴィエ・ドラン監督最新作『マティアス&マキシム』より、英国出身の若手俳優ハリス・ディキンソンの多彩な表情を捉えた場面写真4点が解禁された。
【写真】ネクストブレイク必至! 新世代英国俳優ハリス・ディキンソン
本作は、第69回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『たかが世界の終わり』のドラン監督が、キャリア史上初めて手がけた青春ラブストーリー。これまで一貫して描き続けてきた“母と子”というテーマから一新、2人の青年の友情と揺れる恋心に焦点を当てた。ドランは監督に加え、マキシム役で6年ぶりに自作への出演も果たしている。
マティアスとマキシムは30歳で幼なじみ。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった2人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気づき始める。
今回解禁されたのは、劇中で愉快な肉食系弁護士・マカフィを演じたハリス・ディキンソンを写した4点の場面写真。マカフィは自由気ままな性格で、マキシムへの恋心に困惑するマティアスの心を揺さぶる役どころ。写真では、マカフィが体全体で音楽に没入する姿や真剣な表情で相手を見つめる姿、笑顔を見せる姿など多彩な表情を捉えている。
イギリス人であるハリスは、英国出身で世界的に活躍するコリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ヒドルストン、タロン・エジャトンらに続く、ネクストブレイクが期待される若手俳優のひとり。自身のセクシャリティにもがく19歳の青年を演じた初主演映画『ブルックリンの片隅で』(2017)でロンドン映画批評家協会賞のヤング・ブリティッシュ/アイリッシュ・パフォーマー賞を受賞したほか、ゴッサム賞とインディペンデント・スピリット賞で、それぞれブレイクスルー男優賞と主演男優賞にノミネートされるという高評価を獲得した。
ドラン監督は、『ブルックリンの片隅で』を、本作を制作する上でインスパイアされた4本の映画のうちのひとつにあげており、主演を務めたハリスを本作で起用したことからも彼の演技に魅了されたことがうかがえる。また、ハリスは本作と同日に日本で公開されるスパイアクション大作『キングスマン ファースト・エージェント』にもオックスフォード公(レイフ・ファインズ)の息子コンラッド役で出演。今秋、世界へと羽ばたき始めたハリスの魅力をスクリーンで一足先に確かめてみたい。
映画『マティアス&マキシム』は9月25日より全国公開。