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『犬鳴村』につづく「恐怖の村」第2弾!『樹海村』クランクインへ 主演は山田杏奈&山口まゆ

映画

 大ヒット映画『犬鳴村』に続く清水崇監督「恐怖の村」の第2弾が、女優の山田杏奈と山口まゆがダブル主演を務める『樹海村』に決定。迷い込んだら生きて帰れないとも言われる富士の樹海が舞台で、7月11日クランクインする。

【写真】海外版ビジュアルも解禁! 映画『樹海村』フォトギャラリー

 前作『犬鳴村』は2月に公開し、コロナ禍にもかかわらず異例の興収14億円超えという大ヒット。SNSで話題となり、高校生を中心にたくさんの人が劇場に足を運び、動員数は110万人を突破した。それに続く本作の舞台は、“絶対に行ってはいけない”“入ったら生きては出られない”とうわさされる富士の樹海だ。

 富士の樹海は、今から約1100年以上前に富士山大噴火で流出した青木ヶ原溶岩流を覆っている広大な森。およそ3000ヘクタール(東京ドーム約642個分)にも及ぶ樹海には、ツガ、ヒノキ、ハリモミなどがうっそうと生い茂り、「緑の魔境」と表現される。樹海の中には70個以上の溶岩洞穴があり、コウモリも生息する。

 そんな樹海には、「コンパスが効かない迷いの森」「入ると何者かに襲われる」「さまざまな怨念を持ったヤバい村がある」と、聞くだけでゾッとするようなさまざまな都市伝説が飛び交っている。映画公式ツイッターでも次なる村を募集していたが、樹海村は上位にランクイン。それだけ“ヤバい場所”として認知度の高い場所に挑む。

 ダブル主演には山田杏奈と山口まゆが決定。山田は「こういう話(ホラー映画)をやらせて頂くのは初めてなので少し緊張していますが、良い意味でいつもどおりできたらなと思ってます」と、初のホラー映画に前向きな気持ちを披露した。実は清水組2回目の参加となる山口は「再び清水監督の作品に参加させて頂けること、本当に嬉しく思っています。精一杯努められるよう頑張ります」とコメントしている。

 本作の洋題は『SUICIDE FOREST VILLAGE』。舞台となる樹海は、海外の有名なYouTuberにより、「世界で最も危ない名所」として世界中から注目を浴びている。海外でも超有名な場所×世界的ホラーの巨匠・清水崇の作品とあって、海外進出を見据え、海外版ビジュアルが3枚解禁された。

 1枚目は日本の象徴でもある富士山が赤く染められているビジュアル。真っ赤に染まった湖に赤の逆さ富士が写っており、その様子はまるで血を流したかのような不気味さが漂う。2枚目は草の上にいる1匹のテントウムシが描かれた1枚。ポスター上からぶら下がっている白い足からは、なまめかしさと不気味さを感じられる。3枚目では、樹海の中に迷い込み、森の中から天を仰いだかのような構図になっており、よく見ると木々には鳥以外の恐ろしいモノがぶら下がっているようにも見える。
 
 清水監督は「『村』シリーズ第2弾と呼称される事になった次の題材は、富士の樹海……ともすれば、人の生活臭や歴史の無い地で、前作のようなドラマや恐怖をどこまで追い求められるのか? 猛暑と新型コロナの余波への対策……かつて無い新たな苦戦を強いられていますが、ヒットによるシリーズ化の悪しきルーティーンとならないよう、心して地獄巡りの撮影旅行へ出かけて参ります」と意気込みを語る。続けて「目に見えない恐怖、それによって人が人をどう駆り立てるか?……奇しくも妙なリアリティを孕んでしまった世界に対して、劇作の娯楽映画がどう立ち向かえるか?も見届けられればと思っています」とコメントを寄せた。
 
 また、前作『犬鳴村』の村民代表からも「次の舞台が、あの樹海と聞いてゾッとしています。なぜなら村民旅行で出掛けた際に行方不明になったものが何人かいて、捜索願いを出していたので・・・。帰ってこれた村民はちゃんと抗体検査を受けてますので、いつでも出演可能です!」との異例のコメントが届いた。
 
 映画『樹海村』は公開日未定。

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