映画『生きちゃった』パク・ジョンボム、毎熊克哉ら追加キャスト&無声の特報公開

関連 :
10月3日公開予定の石井裕也監督最新作『生きちゃった』より、パク・ジョンボム、毎熊克哉ら追加キャストと本作初となる特報映像が公開された。
【写真】『生きちゃった』場面写真&ポスタービジュアル
本作は、石井監督オリジナル脚本で“忖度も制約も無く、完全なる自由の中”で作りあげた映画最新作。『町田くんの世界』に続き石井作品へ参加する仲野太賀が主演し、仲野演じる山田厚久の幼なじみとして、大島優子、若葉竜也が出演する。
山田厚久(仲野)と山田奈津美(大島)、武田(若葉)は高校時代からの幼なじみだった。現在、厚久は奈津美と結婚し、5歳の娘とともに平凡だがそれなりの生活を送っていたが、ある日会社を早退して家に帰ると、奈津美と見知らぬ男の情事を目にする。あまりにも突然のことで、厚久は怒ることもできなければ悲しむこともできない。感情に蓋をすることしかできなかった。その日を境に厚久と奈津美、武田の関係はゆがみ、物語は衝撃的な展開へと向かっていく。
新キャストとして、厚久の兄・山田透役をパク・ジョンボム、奈津美の不倫相手・洋介役を毎熊克哉、厚久と奈津美の娘・山田鈴役を映画初出演となる太田結乃、厚久の元恋人・飯村早智子役を柳生みゆが務める。その他、芹澤興人、北村有起哉、原日出子、鶴見辰吾、伊佐山ひろ子、嶋田久作とベテラン勢の出演が決定した。
併せて公開された特報は、本作の初映像ながら一切のセリフがなく、聞こえてくるのはセミの鳴き声、鳩時計の音、そして押し殺すようにむせび泣く声のみ。「今この国に、本当の言葉はない。本当の思いは、誰にも届かない。だから、本音を押し殺して…殺して…大切な人が死ぬ…」というテロップと、仲野、大島、若葉の感情を剥き出しにした表情が、無声の映像を通して印象的に伝わってくる。
映画『生きちゃった』は10月3日より全国公開。