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伊藤英明、熱い理想を持つ銀行員に 清武英利のノンフィクション作映像化で主演

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『連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~』主演の伊藤英明
『連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~』主演の伊藤英明(C)WOWOW

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 俳優の伊藤英明が主演を務める『連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~』が、WOWOWプライムにて2021年初頭より放送されることが決まった。

【写真】若松節朗監督作『Fukushima 50』場面カット

 本作は、国民の税金を守るため、6兆7800億円の不良債権回収に立ち上がる住宅金融債権管理機構(のちの整理回収機構)の精鋭「不良債権特別回収部(通称・トッカイ)」の奮闘を描く、全12話の本格社会派ドラマ。『連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~』『連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~』に続く、ノンフィクション作家・清武英利の著書の映像化第3弾となる。

 主演の伊藤は、出向先となった“トッカイ”で熱い理想と怒りを持って回収の指揮を執る銀行員を演じる。監督は映画『空母いぶき』『Fukushima 50』など大作映画を手掛けてきた若松節朗。脚本は『しんがり』『石つぶて』の戸田山雅司が手掛ける。

 1996年、あおば銀行四ツ橋支店融資部の柴崎朗(伊藤)は、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の不良債権回収を目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構」への出向を命じられる。そこには、柴崎と同様に銀行からの出向組のほか、経営破綻した住専の元社員たちが集められていた。

 「不良債権を1円残らず回収する」-その至上命令とともに彼らに背負わされた不良債権回収額は6兆7800億円。バブル経済が崩壊し、経営破綻した住専の不良債権処理のため、政府は6850億円もの税金を投入し、国民の怒りを買った。その失政のツケを負わされるかのごとく集められたのがこのトッカイの面々。回収の最前線に集められた彼らは、国民の税金を守るため、バブル経済に踊った怪商、不動産王、暴力団ら悪質債務者と命を懸けた熱き闘いを繰り広げることとなる。

 主演の伊藤は「今回、描かれている時代に自分はまだ学生だった為、バブル期の恩恵も崩壊も直接的にはそう感じた事は無いのですが、父親や、その周りの方々から色んな話を伺いながらリアルな日本の過渡期を視聴者の皆さんにお届けできればと思っております」と意気込む。

 原作者の清武は、このドラマが「トッカイ」と呼ばれた社員たちの今に続く攻防の記録に基づいていることを明かし、「政治家や官僚らが混乱するなか、彼らは泥沼の回収作業に入っていきました。そんな回収人と家族がいて、日本は『失われた二十年』と呼ばれる不良債権時代から這い上がりました。彼らが何に怒り、何を支えに生きたのか、伊藤英明さんたちの熱い演技と若松節朗監督の演出で、私たちが失ってはならないものを思い起こしてほしいのです」とコメントしている。

 『連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~』(全12話)は、WOWOWプライムにて2021年初頭より放送。

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